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2006.03.04

GOLDEN☆BEST/キャンディーズ

鉢植えのチューリップの葉が、少しづつ展開をはじめました。そんなひだまりの葉を眺めていて、ふと、キャンディーズの「春一番」が頭に浮かびました。
「春一番」は海を相手にする漁師にとっては、のんびりしたイメージとはかけ離れた決していい言葉ではないよなと思いながらも、歌詞が頭を巡ります。
で、歌われる「つくしの子」て何だ?ツクシはスギナの子で、じゃあツクシの子は・・・?
まあ、そんな野暮な疑問はおいておいて、「春一番」が収録されたCDが何処かにあったなと、ラックの片隅で見つけたのが「春一番」を含めて4曲で構成された8cmCD「Sweet Candies」です。このCDを聴いて懐かしくなって、キャンディーズをまとめて聴いてみるかと買ったのが「GOLDEN☆BEST/キャンディーズ」です。

キャンディーズが解散したのは、1978年4月4日だったと思います。それは、僕が大学に入った春で、とても美しい名馬テンポイントが足を骨折した春でした。
ですから、キャンデーズの曲は、僕が中学・高校生の頃に頻繁にラジオから流れていました。

「GOLDEN☆BEST/キャンディーズ」は2枚組の構成です。ディスク1はシングル発売されたA面の曲が、ディスク2はB面やアルバム収録曲などが収録されています。
全体を通して聴くと、緻密に計算され作られたというよりも、どこか音に隙間を感じます。そんなところが懐かしいんだと思います。

キャンディーズの曲で僕が一番好きなのは、「夏が来た!」です。
「なぜか君にあいたい」とつぶやく少年、会いたい理由なんてわかっているのに「何故か」て言い訳してしまうところが、せつないです。そんな気持ちを3人の元気なボーカルが爽やかに運んでくれます。
この曲は2番までしかなく、あっさりと終わってしまうのですが、3番目を聴いたいと思わせる少し物足りないところがあります。それが自分の10代後半の思い出を重ねる隙間なのかもしれません。

さて、天気は周期的に変化し、気温の変動も大きくなってきました。

「重いコートぬいで出かけませんか」と「春一番」の中で歌われるけれど、40を過ぎるとなかなかどうして。でも、重いコートぬぐのも春だからいいかもね。

LP/CDGOLDEN☆BEST/キャンディーズ
キャンディーズ/Sony Music Records/2002

ディスク1
01. キャンディーズ
02. あなたに夢中
03. そよ風のくちづけ
04. 危い土曜日
05. なみだの季節
06. 年下の男の子
07. 内気なあいつ
08. その気にさせないで
09. ハートのエースが出てこない
10. 春一番
11. 夏が来た!
12. ハート泥棒
13. 哀愁のシンフォニー
14. やさしい悪魔
15. 暑中お見舞い申し上げます
16. アン・ドゥ・トロワ
17. わな
18. 微笑がえし
19. つばさ
20. キャンディーズ1676日
ディスク2
01. ラッキーチャンスを逃がさないで
02. 悲しきためいき
03. 雨と涙とあのひとと
04. どれがいいかしら
05. 恋のあやつり人形
06. あなたのイエスタデイ
07. キャンディ・ツイスト
08. 銀河系まで飛んで行け!
09. 銀河空港
10. アンティック・ドール
11. 午前零時の湘南道路
12. あこがれ
13. インスピレーション・ゲーム
14. 100%ピュア・レディ
15. グッド・バイ・タイムス
16. 暑中お見舞い申し上げます Part2
17. アン・ドゥ・トロワ パート2
18. Candies Beats(Extended Version)

・ LP・CDの紹介一覧 M0070

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GOLDEN☆BEST/キャンディーズ
キャンディーズ
ソニー・ミュージックハウス ( 2002-06-19 )
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

※ 「おすすめ度」は、Amazon.co.jpのカスタマーレビューにおけるおすすめ度です。

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コメント

ニャンゴロさんのブログの土筆の写真を見てTBしました。
バックのボケが綺麗です。一眼レフの価値のひとつは、レンズのボケ味にあると思います。

ピンクレディーの曲もあの当時、爆発的なヒットを記録していました。でも、今でも心の隙間に入り込む曲は、キャンディーズですね。

投稿: Kaze | 2006.03.05 11:06

TBありがとう。

僕の曖昧な記憶では、Kazeさんの方がアップが早かったような気がしますが・・・。

時にキャンディーズ、僕らの世代にとっては、スーパー・アイドルでした。そしてピンク・レディへと主役がバトンタッチしていきました。ちょうどその頃僕らはキャンパスで一緒でした。時折耳にするキャンディーズの曲は、僕に学生時代の思い出も運んできます。
当時貧乏学生だった僕は、下宿にテレビがなくて、流行りはじめた歌番組を楽しむことはなかったけれども、ザ・ベスト10なんていう番組が一世を風靡してたことを覚えています。

今では曲を1曲単位でインターネットからダウンロードして購入する時代になってきました。僕はアルバムの出来栄え(ジャケットの写真や、ライナーノーツ、そして曲の構成や曲順などもろもろの完成度)に少なからず興味があるのですが、時にオマケのような数曲が入っていて、戸惑うこともあります。だから1曲ダウンロードも悪くないかもしれないなぁと思っています。
もっとも僕はもっぱらCD購入派で、一度もダウンロードしたことがないんだけれども。それにクラッシックやジャズとなると1曲ダウンロードとは無縁でしょうね。

投稿: ニャンゴロ | 2006.03.05 07:17

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