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2006.02.25

ピアノ協奏曲第2番/ラフマニノフ

トリノ冬季五輪の女子フィギュアスケートは、荒川静香さんが金メダルを取りました。
昨朝、少しだけ早起きしてテレビの中継に釘付けになっていました。
米国のサーシャ・コーエンさん、ロシアのイリーナ・スルツカヤさん、そして荒川さんの演技は、素人目にも素晴らしく誰が1位になってもおかしくないと感じました。
メダルの色の違いは、その日の体調や気持ち、さらに運が加わって決まるのかもしれませんね。
そうした不確定な要素があるからこそ、僕はスポーツに惹きつけられるのだと思います。

惜しくも4位でメダルを逃した村主章枝さんは、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を使っていました。

この協奏曲は、3楽章で構成されています。重厚で陰影の美しい第1楽章、壮大で華麗な第3楽章も素敵ですが、僕は静かで叙情的な第2楽章が好きです。
重厚・壮大・華麗な楽章に挟まった静かで美しい第2楽章は、僕に遠いロシアの大地を想像させます。

僕の持っている第2番は、カラヤンとベルリンフィルの華麗なオーケストラにのった、力強いワイゼンベルクのピアノを聴くことができます。

村主さんがどのような理由でこの曲を使ったのかは、僕には知る由はありません。でも、ちょっと影の部分が出すぎているかなと思たりもしますが、彼女の柔らかいスケーティングには合っていたように思います。

LP/CDピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
セルゲイ・ラフマニノフ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルベルト・フォン・カラヤン(指揮) アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
EMI・Angel/1972

01. ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
02. フランク:交響的変奏曲(ピアノと管弦楽のための)

・ LP・CDの紹介一覧 M0069

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ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
カラヤン ワイセンベルク
EMIミュージック・ジャパン ( 2006-02-22 )
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

※ 「おすすめ度」は、Amazon.co.jpのカスタマーレビューにおけるおすすめ度です。

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コメント

バラバラサッチーさん、こんにちは。

僕はクラシックは余り聴かないのですが、ラフマニノフとかシベリウスとかドボルザークとか、どこか民族音楽的土の香がするものは好きです。
拙いブログですが、よろしければ立ち寄ってください。

投稿: Kaze | 2006.02.26 11:38

はじめまして、アイススケート、本当に3人夫れ夫れの活躍、感動を戴きました。スケートの演技を見る事も楽しいですが流れる曲も、もう一つの楽しみですね。ラフマニノフの曲はロシヤの空気が感じますね。娘は小さい時からロシヤで活躍していた先生にピアノのレッスンに付いて居ましたので、特にロシヤ物のは好きです。今から17、18年前に子供とソ連に旅しましたがあの広大さには驚きました。あの風土があの曲を生み出すのだと深く思ったものでした

投稿: バラバラサッチー | 2006.02.26 07:26

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