All About Niagara 1973-1979+α/大瀧詠一
先日、Amazon.co.jpを眺めていたら大瀧詠一の「All About Niagara」を見つけました。もう絶版になっているものと思ってよくよく見ると、ナイアガラ・レコード創立30周年ということで、増補改訂して再版されたものようです。
「All About Niagara」はその名のとおり、ナイアガラ・レコードのディスコグラフィやレコードのライナー・ノーツを中心に、雑誌での対談やら記事やらが載っていて、さらに大瀧詠一のいい意味での偏執さが加わって、ナイアガラのファンなら相当に楽しめる一冊です。逆に言えば興味のない人にとっては、まったく価値を見出せない本かもしれません。
1982年版(写真の下の本)は八曜社から発行されて1,200円でした。2005年版(写真の上の本)の発行元は白夜書房でなんと4,700円!もします。この値段を見て買おうか買うまいか相当迷いましたが、'82版はページがほつれたりして相当ボロボロになっているので、買ってしまいました。
届いてみて納得しました。'82版は225ページでしたが、'05版は787ページに増補されています。
'82版の範囲は'73~'79まで(一部の作品は'81まで掲載されています)でしたので掲載されていなかった、その後のヒット・アルバム「ロング・バケーション」や「イーチ・タイム」もきちんとした形で載っています。
'81の「イーチ・タイム」以降、単発での作品のリリースはあるけれど、オリジナル・アルバムは出ていないんじゃないでしたっけ。
勿論、この本は面白いけれど、新しい作品を待ち焦がれているおじさんが、ここにも一人いるんです。
All About Niagara 1973-1979+α
大瀧詠一/白夜書房/2005
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※ 「おすすめ度」は、Amazon.co.jpのカスタマーレビューにおけるおすすめ度です。
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コメント
marchさん、コメントありがとうございます。
この本、本当に厚いです。この厚さは大瀧さんのこだわりの厚さなんでしょうか?
投稿: Kaze | 2006.02.19 20:29
トラックバックありがとうございます(^^;
私も'82版持ってます(笑)
その後の追跡が欲しかったので、大枚はたいて買ってしまいました。
。。。同じく、その厚さに圧倒されましたね(爆!)
投稿: march | 2006.02.19 00:20