トルース/マーカス・ロバーツ
ウィントン・マルサリスの作品を聴いていて、このピアノいいなあと思ったのが、マーカス・ロバーツに興味を持ったきっかけです。
マルサリスの音楽は、よく考えられてとても綺麗に構成、コントロールされた印象を受けます。ロバーツのピアノもマルサリスの世界によく調和しているのですが、何処かはみだした力強さを感じます。そしてそこに僕は魅力を感じるんだと思います。
「トルース」はロバーツの最初のリーダー作で、マルサリスもトランペットで参加していますが、マルサリスのグループでの演奏よりもより力強さを感じます。
デューク・エリントンやセロニアス・モンクの作品を取り上げるとともに、8曲中5曲がロバーツのオリジナルになっています。
ロバーツの3枚目の「アローン・ウィズ・スリー・ジャイアンツ」では、エリントン、モンク、ジェリー・ロール・モートンの作品をソロで演奏しているから、ジャズとの出会いを大切にする人なのでしょう。
「トルース」でもモンクの「ブルー・モンク」をソロで演奏しています。
この「ブルー・モンク」、やけにウキウキする明るいピアノなんです。何かいいことがあったのかなあ。
the truth is spoken here
Marcus Roberts(p) Wynton Marsalis(tp) Elvin Jones(ds) Reginald Veal(b) Charles Rouse(ts) Todd Williams(ts)
Marcus Roberts/NOVUS/1988
01. Arrival
02. Blue Monk
03. Maurella
04. Single Petal of a Rose
05. Country by Choice
06. Truth Is Spoken Here
07. In a Mellow Tone
08. Nothin' But the Blues
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コメント
いつもありがとう♪
やはりきっかけはマルサリスからでしたか。
このひと、もっと知名度があがればいいのにね。
投稿: ブルーローズ | 2006.05.27 15:31