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2005.11.23

XCP digital rights managementについて調べてみた

昨晩、Amazon.co.jpから先日購入した輸入版CDのシンディ・ローパーの「ザ・ボディ・アコースティック」について、返品手続をして欲しい旨のメールがありました。
なんでも、Amazon.co.jpにおいて、CDのタイトルに"SONY XCP CONTENT/COPY-PROTECTED CD"と表示されている商品には、XCP digital rights management (DRM)という不正コピー防止のためのソフトウェアがインストールされていて、このソフトウェアをPC上で再生するとセキュリティ上の懸念があり、発売元である米国Sony BMGからXCPソフトウェアが入ったCDの販売停止の要請があったとのことです。

セキュリティ上の懸念といっても、どういった懸念なのか、それに対処するにはどうしたらいいのか等の説明がなく、少々不安になったので、Googleで"SONY XCP CONTENT/COPY-PROTECTED CD"をキーワードにして検索したら検索結果のひとつに、アットマーク・アイティーで「ソニーが音楽CDに組み込んだ“Rootkit”とは何者か?」という記事を見つけました。
僕は、コンピュータの知識がそれ程深くないので、記事の内容を正確に理解できているか疑問がありますが、CDの不正コピー防止のために米国Sony BMGが導入したソフトDRMが、クラッキングを手助けするRootkitと似たような振る舞いをするとのこと。
また、この不正防止対策をしたCDは、DRMをインストールしなければPCで再生ができないとのこと。
そういえば、PCでの作業中に「ザ・ボディ・アコースティック」を聴こうと思ってCDドライブに入れたら、デフォルトのウインドウズ・メディア・プレイヤーが立ち上がったけれど、CD自体は再生できませんでした。この時は、このことを少し疑問には思ったけれどオーディオCDプレイヤーでは問題なく再生できるので、そちらで再生していました。
このDRMをインストールしてしまうと、隠しファイルとなりウインドウズ標準の「プログラムの追加と削除」上には表示されないため削除ができず、削除するためには隠しファイルを探したり、レジストリの当該部分を修正したりと、専門的知識がいるようです。また、それを行うとCDドライブが認識されなくなるため、インストール前の状態に戻すためには更なる専門的な知識が必要で、僕などにはとても手に負える代物ではなさそうです。

で、僕のPCにDRMはインストールされてしまったのだろうか?という疑問とそれを調べるにはどうしたらいいんだろうと思いました。
僕のPCは、インターネットに常時接続できる環境にはあるけれど、根が貧乏性でPCは使う時しか起動しないし、インターネットの片隅にひっそりとあるPCなんてクラッカーにとって何の利用価値もないと思うけれど、心配は心配なんです。
前述の記事にはRootkitRevealer(RKR)というRootkitをある程度探し出せるフリー・ウェアの紹介があって、早速、ダウンロードして自分のPCを検索してみました。
検索結果では、それらしき隠しディレクトリもファイルも検出されなかったので、とりあえずはインストールされていなかったのかな。確かに「ザ・ボディ・アコースティック」を再生しようとしたとき、いきなりメディア・プレイヤーが立ち上がり、DRMのインストールを促すメッセージは表示されなかったもの。

それにしても何とも素人には厄介で迷惑なソフトですね。
でも、不正防止の必要性は、よくわかります。CDや本、ソフト・ウェアなど僕は、経済的にきついけれど自腹を切って買うことにしています。
それは、僕にはとてもできそうも無いものを創造してくれる作者に対して、敬意とその次の作品への期待を込めているからです。それと、期待はずれだったときに不満を言うための担保にもしておきたいしね。

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