海辺のカフカ/村上春樹
「海辺のカフカ」を最近、読みました。発売と同時に購入したから、もう3年も読まずにほったらかしにしていたことになります。
最近、発表された「東京奇譚集」を皮切りに、同じくほったらかしにしておいた「アフターダーク」、そして「海辺のカフカ」と立て続けに最近の村上作品を読みました。(それに「ふしぎな図書館」と「地球のはぐれ方」、「少年カフカ」、随分読まずにため込んでいたものです。)
村上春樹は、僕が継続的に読んでいる作家のひとりですが、ここ数年、新作を購入しても何故だか読む気になれずにいました。
「海辺のカフカ」の読後感は、少々しんどくせつないものでした。
ナカタさんと佐伯さんの抱く空虚がしんどく、カフカと佐伯さんの今は存在しないひとへの思いがせつなく感じました。
せめてもの救いは田村カフカのこれからが残されていることでしょうか。
海辺のカフカ (上)(下)
村上春樹/新潮社/2002
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コメント
こんばんは♪
TBどうもありがとうございました◎
全体的に、せつなかったですね。
いろいろと感じるところの多い小説でした。
投稿: miyukichi | 2006.07.17 17:30