井戸水の温度が突然上昇
10月19日付け朝日新聞の朝刊の静岡版に少し気になる記事が掲載されていました。
今年の8月5日に焼津市立港小学校の直径約1m、深さ約4mの井戸の水温が52.6度を記録したそうです。この水温の上昇は数日でもとのレベルに戻ったが、このような現象は昨年12月から8ヶ月間に目立った上昇だけでも12回あったとあります。
水温上昇の原因や仕組みは解明されていないけれど、プレートのスロースリップにより岩盤に無数の亀裂ができ、地下の高温の熱水が隙間から地上に上昇したのではとの推測もできるそうです。
東海地震との関係はわかりませんが、スロースリップとあわせて気になる現象です。
それにしても50度を超える水温とは相当なエネルギーですね。
井戸水、突然50度越す スロースリップ関連か
東海地震の想定震源域にある焼津市立港小学校の井戸で今年8月、井戸水の温度が突然50度を越すなど水温が急上昇する現象が起きていたことが、浜松市立神久呂中学校の上久保広信教諭と東京大学地震研究所の佃為成・助教授の調査でわかった。
プレートの「ゆっくり滑り「スロースリップ)」との関連が考えられるという。
2005/10/19/朝日新聞朝刊(静岡版)
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 『立花隆が持っていた本が欲しい人』でなく、本の内容そのものに興味がある人の手に渡るようにしてほしい(2022.04.12)
- 政府は新型コロナウイルスワクチン4回目接種を検討ですか(2022.03.24)
- 2022年の静岡のサクラ(ソメイヨシノ)は3月21日に開花(2022.03.21)
- 2024年度末をめどにマイナンバーカードと運転免許証情報が一体化されるそうです(2022.03.13)
- 2022年の東海地方の春一番は3月5日(2022.03.05)
「サイエンス」カテゴリの記事
- 皮膚が超高音を聞いているという話(2022.04.27)
- 国際宇宙ステーションの運用を2030年まで延長する方針(2022.01.03)
- 福徳岡ノ場の新島はだいぶ小さくなったね(2021.12.28)
- ハッブル望遠鏡の後継機 「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」が打ち上げられた(2021.12.25)
- JAMSTECのコラム「福徳岡ノ場の噴火と軽石の成分」は面白い(2021.11.18)
コメント