黒船/サディスティック・ミカ・バンド
東のはっぴいえんど、西のサディスティック・ミカ・バンド、'70年代前半、そのように評されていたように記憶しています。
当時、僕はどちらかと言えば、はっぴいえんどに夢中だったけれど、ミカ・バンドははっぴいえんどにないかっこよさを感じていました。
それは、高中正義のギター、小原 礼のベース、高橋幸宏のドラムスの音にあったように思います。
「黒船」はミカ・バンドの2枚目の作品です。全部で12曲収録されていて、アルバム全体がひとつのコンセプトを持った作品になっています。
幕末の日本をかっこよく痛快そしてポップに描いています。
英国的で日本的、今から30年も前の作品ですが、今聴いてもとても新鮮に感じます。
黒船
加藤和彦(vo,g) ミカ(vo) 小原 礼(b,vo,per) 高橋幸宏(ds,per) 今井 裕(key,sax) 高中正義(g)
サディスティック・ミカ・バンド/東芝EMI/1974
01. 墨絵の国へ
02. 何かが海をやってくる
03. タイムマシンにおねがい
04. 黒船(嘉永6年6月2日)
05. 黒船(嘉永6年6月3日)
06. 黒船(嘉永6年6月4日)
07. よろしくどうぞ
08. どんたく
09. 四季頌歌
10. 塀までひとっとび
11. 颱風歌
12. さようなら
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コメント
ajacoさん。コメントありがとうございます。
僕がたまに書くレコードを紹介する記事を読んでいただき感謝します。
紹介と言ってもレビューのようなものではなく、単なるレコードにまつわる思い出を書いてあるだけなので、参考にはならないと思いますが。
これからも時々書いていきますので、よかったら読んでください。
投稿: Kaze | 2005.09.30 22:45
kazeさん、こんにちは。
以前Mybloglistに登録していただいたgirltalkのajacoです。
「サディスティック・ミカ・バンド」という名前を見かけて、思わず書き込みさせていただきます。
私が初めて彼らの曲を聴いたのは、大学生のとき、カラオケで年上の友人が「タイムマシンにお願い」を歌ったときです。そのときのワクワク感がすごくって、どんなバンドなのか教えてもらいました。今、私が20代半ばなので、当然ですがリアルタイムには聞いたことがありません。でも、とっても新鮮に聞え、後日CDを買ってしばらくはヘビーローテーションでした。
kazeさんがここで音楽の話題をたまにされる感じが、とっても心地よく感じるときがあります。大人の話に聞き耳をたてている子供のような気分です(ってもういい大人なんですが)。
久しぶりに「黒船」を聞いてみようと思います。
また、遊びにきます。
追伸:blogのアドレスが変わりました。Myblogでうまく変更ができなくて、リンクが切れてしまったのですが、またよかったら遊びにきてください。
投稿: ajaco | 2005.09.30 16:09
まりねさん。コメントありがとうございます。
別に気分を害していませんので、心配しないでください。逆に当時の音楽を大切にされている方が、僕の拙いログを見ていただけたことを有難く思っています。
僕が「西」のと書いたのは、北山 修(ミカ・バンドとは関係ありませんが)や加藤和彦の京都のイメージが強く残っていたのかもしれません。
僕自身は、当時、中学生ではっぴいえんどに夢中でした。ミカ・バンドについて言えば、音楽を耳にしていましたが、むしろ興味を持ったのは、ティン・パン・アレイやキリン・バンドから遡ったといった感じです。
しかし、最近の音楽に余り新鮮さを感じられなくなったのは、僕自身の感性が老化したということでしょうか?
投稿: Kaze | 2005.09.25 13:56
はじめまして。
園芸blogをサーフィンしていて「ミカバンド」や「はっぴいえんど」の名にびっくりしてコメントしております。
お初の書き込みが以下のようで、反感を買うとは思いますが、ご容赦あれ。
はっぴいえんどとミカバンドは、ほとんどすれ違いでした。
はっぴいえんどが解散した年に、ミカバンドはつのだひろ氏と共にドーナツレーベルを立ち上げていたはず。
そもそも、いかに京都出身とは言え、加藤夫妻はすでに、当時、東京メガロポリストレンド夫妻であり、彼ら以外のメンバーのほとんどが東京ぼっちゃん校出身であるミカバンドを「西」と称するはずもなく、仮に、称する人間がいるとすれば、「知らないヤツ」であったと確信致します。
そのデビュー当時に、雑誌、新譜ジャーナルかガッツで、「西のファニカン@桑名正博バンド、東のミカバンド」と見当はずれなコピーを目にした記憶がありますが。
勿論、地理的な意味合いではなく、符号としての東・西であったにしても、(大相撲のごとく)前述の理由で、この両雄は比されることはありませんでした。
いい年したオバサンの言ですが、当時、野音などで踊っていたものとして、一言、申し上げたく思いました。
見解の相違等で、ご不快に思し召されたら、ご容赦下さい。
私はただ、当時の事情や彼らの創り出した音を大事に思っているだけなのです。
・・って、今の若いもんにはどーだっていいや。てなことなんでしょうがね。
こういうネタに遭遇することが少ないので、つい反応してしまいました。重ね重ね、ご容赦あれ。
投稿: まりね | 2005.09.24 21:20