唯脳論/養老孟司
先日(4月17日)に静岡県が主催する「未来の森づくり」シンポジウムに行ってきました。特別講演の講師に養老孟司が招かれていることもあって、400人収容の会場は満員でした。
僕が初めて養老孟司の名前を知ったのは、廃刊になった「朝日ジャーナル」の誌面です。うろ覚えで心もとないけれど、確か「幽霊はいるか」といったテーマに養老が寄稿しいました。「幽霊は心(脳だったか頭だったか、正確には思い出せません)の中にいる」という主張が面白くて、彼の著作を読んでみたくなりました。
そして、最初に読んだ著作が「唯脳論」です。
人間の社会=都市は脳の上に作り出された人工的なものという視点から自然や体を論じるところは、「唯脳論」から現在まで一環しています。
「唯脳論」は、最近のベストセラーになった著作より話題の広がりが少ないし、解剖学者としての少々マニアックなところがあり、読みづらい一面もありますが、僕が養老の著作で最初に思い浮かぶのがこの本です。
唯脳論
養老孟司/青土社/1989
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