カインド・オブ・ブルー/マイルス・デイビス
このアルバムは、モード・ジャズというカテゴリを確立し、その後の1960年代のジャズ・シーンに大きな影響を与えた1枚とされています。
モードと言われても、音楽の専門的な知識を持たない僕には、いまひとつピントこないけれど、確かにそれまで主流であったハード・バップの演奏とは違った印象を受けます。
たとえば、ジョン・コルトレーンとキャノンボール・アダレイのテナーとアルトの違いはあっても、二人のサキソフォンの演奏がスムーズにつながっていくあたりは、統一がとれコントロールされた感じです。
この統一感はビル・エヴァンスのピアノに負うところも多いと思います。「フレディ・フリーローダー」のピアノは、エヴァンスからウィントン・ケーリーに替わるのだけれど、この1曲だけは他の曲と違ってポップだもの。
'60年代に入るとジャズもスタイルに変化がでて、'70年代につながって行きますが、その流れの少し先をマイルス・デイビスが歩んでいることを思えば、やっぱりマイルスは凄いんだね。
Kind of Blue
Miles Davis(tp) Julian Cannonball Adderley(as) John Coltrane(ts) Bill Evans(p) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(ds)
Miles Davis/CBS/1959
01. So What
02. Freddie Freeloader
03. Blue In Green
04. All Blues
05. Flamenco Sketches
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コメント
こんにちは、
トラックバックありがとうございました(#^.^#)
ブログはじめて1か月が過ぎ、
なのに トラックバックについてよくわかってない私で大変申し訳ないです。。。。"^_^"
ちゃんと勉強しときますね。
ジャズについて書くとコメントがガクンと減ってしまいます。何故でしょうね。(;一_一)
皆通り過ぎてくだけっって感じです。
ソーホワット昨日ひさびさに聴いたら、今日は一日頭のなかでソーホワットの繰り返しでした~^^
投稿: ブルーローズ | 2006.03.06 17:40