ひまわり vs MTSAT
先月、打ち上げられた運輸多目的衛星(MTSAT)新1号の愛称で、気象庁と航空局が綱引きをしている旨の記事が、YOMIURI ON-LINEに掲載されていました。
打ち上げられた静止衛星は、気象観測だけでなく、航空機や航空管制と地上の通信を行う測位・通信機能を併せ持っている多目的衛星のため、先に気象庁が愛称を「ひまわり」としたいと表明したところ、航空局は「MTSAT」でいいと反発したらしい。
確かに新しい航空管制の一翼を担う目的も持った衛星の愛称を気象衛星のイメージが定着した「ひまわり」とすることに、経費の7割を負担した航空局が反発するのももっともだと思う。
でも、メカニカルな印象の「MTSAT」より、愛称としては慣れ親しんだ「ひまわり」のほうが僕は好きです。
そう言えば宇宙関係で、省庁は違うけれど国立天文台の望遠鏡に「すばる」という美しい名称がありました。国土交通省はどうするのだろう。
まあ、多目的衛星の名称がどうなるにしろ、航空管制や気象観測、僕らの生活の安全を影で支えてくれる重要な人工衛星であることには変わりはないけれど。
ひまわり?MTSAT?気象庁と国交省命名で“衝突”
H2Aロケット7号機で先月26日に打ち上げられた運輸多目的衛星(MTSAT)新1号の愛称をめぐり、気象庁と国土交通省のさや当てが激しくなっている。
2005/03/02/YOMIURI ON-LINE
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