サムホエア・ビフォー/キース・ジャレット
年末から年始にかけてチャーリー・ヘイデン絡みのレコードを聴いていて、このブログでも「ミズーリーの空高く」や「80/81」を紹介しました。今回紹介するキース・ジャレットの「サムホエア・ビフォー」もヘイデン絡みの一枚です。
この作品はキースのピアノ、ヘイデンのベース、ポール・モチアンのドラムスというオーソドックスなトリオによる演奏の実況録音版です。
'70年代以降のソロ作品などに見られる耽美的で精神的に研ぎ澄まされた演奏と言うよりも、チャールス・ロイド・カルテットでの「フォーレスト・フラワー」などの牧歌的な演奏に繋がりを感じます。
ただ、収録曲のボブ・ディランの作品をとりあげた「マイ・バック・ペイジ」はフォーク・ソング風であったり「ムーヴィング・スーン」は前衛的、「パウツ・オーヴァー」はゴスペル風であったりと、彼の様々な一面を垣間見ることができます。
ライブ版ということもあって気楽に楽しめる一枚です。
SOMEWHERE BEFORE
Keith Jarrett(p) Charlie Haden(b) Paul Motian(ds)
Keith Jarrett/ATLANTIC/1968
01. My Back Pages
02. Pretty Ballad
03. Moving Soon
04. Somewhere Before
05. New Rag
06. Moment for Tears
07. Pout's Over (And the Day's Not Through)
08. Dedicated to You
09. Old Rag
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