五感と津波被害
スマトラ島沖地震に伴う津波被災地で、動物の死骸が極端に少ないことについて、時事通信が、人間よりもはるかに優れた聴覚によって、動物たちが難を逃れたとのフランスの動物学者の見方を伝えています。
この記事では聴覚を話題にしていますが、きっと動物たちは聴覚も含めた五感でいち早く危険を察知して逃げたのだと思います。
優れた聴覚が命救う?=津波被災地の動物-仏研究者
仏国立科学調査センターの動物行動学者エルブ・フリッツ氏は、動物が生き残ったのはいわゆる「第六感」ではなく、優れた聴覚ないし他の感覚によるものだと分析。「震動や地震波に関して、動物は人間にない能力を持つ」と話す。
例えば、象は人間の耳に聞こえない低周波を数十キロ離れた場所から感知できる。フリッツ氏は、象が地面の震動か空気を伝わる波動を聞き分け、津波を事前に察知できたのではないかとの説を唱えている。
2005/01/04/時事通信
ところで、今回の津波が到達する瞬間の複数のビデオ映像がテレビで放映され、その威力の凄まじさを実感させられました。
東海地震の発生が懸念されている静岡に住んでいると、子供の頃から学校でも個人的にも海洋科学博物館や静岡県地震防災センターへ行き、水槽での津波のシュミレーションを何度か見たりして、津波の怖さをある程度教えられてきました。そして今回の映像で津波の破壊力の大きさを再認識しました。
それと津波がくる直前まで映像にあまり緊張感がないのも不思議に思いました。もっとも、とっさに危険が察知できたら撮影なんかしないで逃げ出したんだと思います。
五感が他の動物よりはるかに劣った人間が、危険を察知し身を守るためには、教育と的確な情報伝達が必要だと言うことを痛感しました。
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スマトラ被害写真展 on blog
- TSUNAMIが残した傷跡 -
突然の投稿、お許しください。
臨時企画のお知らせです。
写真報道を通じて、スマトラ沖地震・津波被害の現状をお伝えしています。
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1月10日までの期間限定と致しますので、ご了承ください。
この写真展は、関西の学生で構成する南海地震学生防災ネットワークが運営しています。
お問い合わせはSNDR代表(sndr_pre@yahoo.co.jp)までお願いします。
produced by 南海地震学生防災ネットワーク(SNDR)
web site(http://www.geocities.jp/sndr_pre/)
投稿: 南海地震学生防災ネットワーク | 2005.01.05 23:45