ヒトとハエの遺伝子数
今朝の読売新聞にヒトの遺伝子数が2万2000個程度(21,786個)だと国際研究チームの解析でわかった旨の記事が掲載されていました。
ヒトとハエは明らかに違うわけだけど、その距離ほど遺伝子数の違いはなかったということでしょうか。
遺伝子は数の違い以上の違いが生じるのか、遺伝子の設計図により作られたタンパク質が大きな違いをつくるのか、それとも遺伝子以外のゲノムが違いに大きく影響するのか、それ以外の原因なのか、僕にはわかりませんが、いろいろと考えさせられる記事です。
そにしても生物学に限らず優れた科学は、「ヒトとは何か」とか「ヒトとはどこから来たのか」とか哲学的な命題に行きつくのですね。
ヒト遺伝子2万2000個だった!
人間の遺伝子の数が従来の推定より約一万個も少なく二万二千個程度と見られることが、日米英など六か国の国際研究チームによる解析でわかった。動物の遺伝子などの知識の蓄積により、解析の精度が上がったためだが、一万数千-二万個とされるハエの遺伝子数と接近することになり、従来、その数ばかり注目が集まっていた遺伝子のあり方に見直しを迫ることにもなりそうだ。
2004/10/21/読売新聞(朝刊)
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