ファイナル・カット/ピンク・フロイド
ピンク・フロイドの代表作とえば、「原子心母」や「狂気」でしょうか。確かにそれぞれを30年近く前、初めて聴いた時の衝撃は今も鮮明に憶えています。
でも、彼らの一連の作品の中で今もって一番よく聴くのは、この「ファイナル・カット」です。
ファイナル・カットは、大作「ザ・ウォール」の後に発表され、曲調もその流れを組んでいるため、ザ・ウォールの2枚を含めて3枚でひとつの作品と考えることもできます。ただ、ファイナル・カットを今でも時々聴くのは、ザ・ウォールほどの大仕掛けでない美しいメロディにのったロジャー・ウォータースの憂鬱が、僕を惹きつけるためだと思います。
ロジャー・ウォータースは、この作品を最後にピンク・フロイドを脱退したので、その意味でもファイナル・カットなのかもしれません。
この作品で描かれる30年前のイングランドと今の日本が少し重なります。
the final cut
"a requiem for the post war dream by roger waters"
Devid Gilmour,Nick Mason,Roger Waters
pink floyd/CBS Sony/1983
01. The Post War Dream
02. Your Possible Pasts
03. One Of The Few
04. The Hero's Return
05. The Gunners Dream
06. Paranoid Eyes
07. Get Your Filthy Hands Off My Desert
08. The Fletcher Memorial Home
09. Southampton Dock
10. The Final Cut
11. Not Now John
12. Two Suns In The Sunset
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