カテゴリー「気になる言葉」の10件の記事

2009.09.17

「合成の誤謬」と「リスクのトレードオフ」と新政権

民主党を中心とする政権が誕生して一日が経ち、新閣僚の第一声をマスメディアが報じています。

読売新聞と朝日新聞のウェブサイトから大雑把に拾ったものを列挙してみました。

2009.09.17 読売新聞、朝日新聞のウェブサイトの新政権関係の見出し

・ 高速道路無料化「慎重を期す」…前原国交相 /読売新聞
・ 前原国交相、八ツ場ダム建設中止を明言/朝日新聞
・ 川辺川ダム(熊本)も中止を明言 前原国交相/朝日新聞
・ 日航有識者会議、白紙に…前原国交相/読売新聞
・ 「後期高齢者医療制度は廃止」…長妻厚労相/読売新聞
・ 生保母子加算10月にも復活 長妻厚労相が早期復活明言/朝日新聞
・ ガソリン暫定税率、10年度廃止 藤井財務相が明言/朝日新聞
・ 「密約」調査、次官に命令…岡田外相/読売新聞
・ 原口総務相「国の出先機関は原則廃止」/読売新聞
・ 日本郵政の西川社長辞任、原口総務相も要求/読売新聞
・ 北沢防衛相、給油活動を延長しない方針明言/読売新聞
・ 4年以内に環境税…小沢環境相/読売新聞
・ 死刑廃止派・千葉法相「慎重に」/読売新聞
・ 官僚の記者会見、原則禁止…官邸が省庁に通知/読売新聞

マスメディアのフィルターを通しての情報だから、どこまで新閣僚の発言の本意を僕が理解しているのか心もとないけれど、マニフェストにも書かれた、これまでの自由民主党を中心とした政権で執られた政策を変更する発言ですね。

マニフェストの頃から、僕は「合成の誤謬(ごびゅう)」と「リスクのトレードオフ」という言葉が気になっていました。
新政権は、このふたつをどうやって回避しながら政策を実行していくのだろう。

「合成の誤謬」はもともとは経済用語だそうです。ひとつひとつ、部分部分は正しいのだけど、総合するとおかしな結果をもたらしてしまうということかな。
これから実施しようとする政策のひとつひとつは、理由のあるものでも国全体の政策として整合性のとれたものになるのか、どうとっていくのか興味があります。

それともうひとつは「リスクのトレードオフ」。これはリスク管理の場面で使われる言葉だと思います。ひとつのリスクを解消したがために新たなリスクが生じてしまうような現象を言うのかな。
今までの政策が抱えている問題を解決するための政策を実行したために生じる問題をどのように最小限にとどめていくのか、そのことにも興味があります。

いったん、今までの政策のバランスを崩すわけだから、難しい作業なんだろうな。
産業界、地方自治体、様々な団体などから、賛成、反対があって、どのような議論して落ち着き先を定めるのか。

そして、新政権はどんな来年度予算を組み立てるのか、気になるところです。

関連エントリー:リスクのモノサシ/中谷内一也 (2007.07.24)

引用文合成の誤謬
合成の誤謬(ごうせいのごびゅう、fallacy of composition)とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロ(集計量)の世界では、かならずしも意図しない結果が生じることを指す経済学の用語。
2009/09/17/ウィキペディア(Wikipedia)

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2009.01.29

「人類滅亡へのカウントダウン」か・・・

テレビを観ていたら、「感染列島」という映画のCFをやっていました。
新型インフルエンザの発生が心配されているし、未知の生物と人間の戦いは映画のテーマのひとつだから、「感染列島」は作られたのでしょう。
僕はこの映画を観ていないので、内容については云々できません。

ただ、CFで使われている「人類滅亡へのカウントダウン」は、凄い表現だなあと思いました。
勿論、フィクションの世界だし、集客のための宣伝だということは理解できます。

映画 「感染列島」のCFの一場面
・ 映画 「感染列島」のCFの一場面/「感染列島」のサイトから引用

現実の世界では、人類を滅亡させてしまう感染生物はあるのだろうか sign02

現在、一番注目されているのは、新型インフルエンザ、中でも鳥インフルエンザH5N1亜型の変異です。
僕は、新型インフルエンザに興味があって、このブログのカテゴリー「ウイルス、細菌、微生物」に折に触れてエントリーを書いてきました。

WHOの資料によると、その鳥インフルエンザH5N1で、2003年から2009年1月27日までに、15ヶ国で403人が感染し63%の254人の方が亡くなられています。

鳥インフルエンザ(A/H5N1)の国別患者数と死亡者数(2009.01.27現在)/WHO

とても高い致死率です。でも、残りの37%の人は、予後がどのような状態かはわかりませんが、回復しています。

1月17日の「厚労省がタミフル耐性インフルエンザウイルスの調査をするそうです」に書きましたが、この回復された方は何故回復したのかに興味があります。
タミフルが感染初期に投与されて功を奏したのか・・・
もしかしたら、H5N1に耐性を持っている人がいたんじゃないか・・・

人類は自然界の感染生物との戦いの中で、必ず生き残る人がいて、パンデミックの後、その人たちが、感染生物と折り合いをつけながら、それからの社会を築いてきたんじゃないか・・・ と、「人類滅亡へのカウントダウン」という言葉から思いました。

ただ、個々のレベルでは生き残るか否か、二者択一の話だけどね sweat01

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2008.11.06

成長と生長

「せいちょう」を漢字で書く場合、僕は、植物は「生長」、動物は「成長」と書き分けています。

ただ、先日、朝日新聞の家庭菜園の記事を読んでいて、野菜の「せいちょう」も「成長」と書いているのに気が付きました。

言葉の使い方のプロが、植物についても「成長」を使っているので、この表記のほうが正しいのかな?

朝日新聞 2008.11.01 朝刊

・ 関連Blogはこちらへ。

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2008.08.20

あなたにさよならを言うたびに

森山直太郎さんの「生きてることが辛いなら」という曲を、一部のコンビニエンスストアの店内で流すことが自粛されいるそうです。日刊スポーツが報じていました。

僕は、森山直太郎さんのこと(森山良子さんのお子さんでしたか?)も歌もほとんど知らないので、何も言うことができません。

ただ、記事を読んでいて、問題とされている歌詞の「生きてることが辛いなら いっそ小さく死ねばいい」の、特に'小さく'の部分で、ジャズのスタンダード曲、コール・ポーターの「Ev'rytime We Say Goodbye」を思い出しました。
多分、'小さく'と死ぬことが形容されなければ、僕は気にもとめなかった思います。

「Ev'rytime We Say Goodbye」では、曲の冒頭で「Ev'rytime we say goodbye,I die a little,」と歌われます。

村上春樹は、「村上ソングズ」の中で、このフレーズを「あなたにさよならを言うたびに 私は少しだけ死ぬ」(村上ソングズ P97/村上春樹 和田 誠)と訳しています。
これは、レイモンド・チャンドラーが「ロング・グッドバイ」の中で、フィリップ・マーローに言わせた台詞としても、あまりにも有名ですね。

まあ、「Ev'rytime we say goodbye」は、せつない恋心を歌った曲で、森山さんの話とは、全然、関係がないけどね。

「村上ソングズ」には、ジョニー・マンデルの「Suicide Is Painless」も紹介されています。
この詞の「That suicide is painless. It brings on many changes. And I can take or leave it if I please.」はすごいね。
村上はこちらは、「自殺をすれば痛みは消える。いろいろなことががらりと変わる。それを選ぶ選ばないは、あなた次第。」(村上ソングズ P113)と訳しています。
ちょっとシニカルで厭世な詞だけれど、もしも今の日本で人気歌手が歌ったら、相当の物議を呼ぶんだろうな。

村上ソングズ /村上春樹 和田 誠
村上ソングズ /村上春樹 和田 誠

引用文直太朗新曲の詞に賛否、コンビニ放送規制
歌詞の内容をめぐり、賛否両論が巻き起こっている歌手森山直太朗(32)の新曲(27日発売)が、一部のコンビニエンスストアの店内放送で使用不可になったことが18日、分かった。テレビ、ラジオや有線放送では「問題ない」と流されている。だが、短時間に出入りする客が多いコンビニは「歌詞の一部だけ耳にする可能性がある」として放送されないことになった。
賛否が起こっているのは歌詞の冒頭「生きてることが辛いなら いっそ小さく死ねばいい 恋人と親は悲しむが 三日と経てば元通り」の部分。発売前から歌詞について、「心に残る」「過激すぎる」などの声が多数寄せられた。最後は「生きてることが辛いなら 嫌になるまで生きればいい」と締めくくられ、直太朗は「生きることに、自分なりに真摯(しんし)に向き合って作った楽曲」としている。
テレビや有線放送などでは「問題はない」として流され、直太朗はNHKや民放の歌番組でも演奏する予定だ。だが、一部のコンビニは「不特定多数が、短時間に出入りする場所。歌詞の一部分だけ耳にする可能性があり、無差別に流すのはどうか」と議論に。審査の結果、店内放送としての使用を見送った。
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直太朗は「メッセージは詩の全体に込められています。一部ではなく全体を聴いてほしい」。所属のユニバーサルミュージックは「社内外で議論した結果、詩の表現として大丈夫という結論に達し、発表することになった」とコメント。20日から歌詞付きの着うたフルの配信開始を行い、曲全体をアピールしていく方針だ。
2008/08/19/日刊スポーツ

・ MediaMarker

村上ソングズ
村上 春樹, 和田 誠
中央公論新社 ( 2007-12 )
ISBN: 9784120038969
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

※ 「おすすめ度」は、Amazon.co.jpのカスタマーレビューにおけるおすすめ度です。

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2008.07.09

気候変動への賢い適応

洞爺湖サミットの主要議題のひとつが、気候変動対策、具体的には二酸化炭素の排出量の削減なんだけど、世界的な合意を得るのは難しそうですね。

日本やEUは削減に前向きだけど、最大の排出国米国は、基本的には賛成、でも中国やインドなど新興国が約束しなければねと。中国をはじめこれから経済発展しようとする国は、削減は発展を阻害するし、先進国はこれまで発展によるうまみを享受してきたじゃないかと。

二酸化炭素など温室効果ガスを削減することで、どの程度、気候変動を抑えられるのか、僕にはよくわからないけれど、その対策を世界的に進めることも相当困難で、実際に気候変動による実害が顕著に現れないと、各国が共通の認識に立てないのかもしれません。
でも、それでは手遅れ?

そうした中、環境省の地球温暖化影響・適応研究委員会の報告書を読みました。
・ 参照:地球温暖化影響・適応研究委員会/環境省

報告書は、状況分析と予測、各産業やインフラ、生活への影響、そして対策が書かれ、いたって真面目で興味深いものです。

でも、この報告書のタイトル、なかなか意味深長ですね。
気候変動への賢い適応
適応かあ!生物は、自然の圧倒的な存在のもと、賢く(運よく?)適応できたものだけが生き残ってきたものね。

引用文温暖化ガス長期目標「50年半減」重要性で一致 サミット首脳
主要国首脳会議(洞爺湖サミット)は8日、2日目の討議に入り、地球温暖化対策に関して2050年までに世界全体の温暖化ガス排出量を半減する長期目標実現の重要性で一致した。そのうえで「(中国、インドなどを含めた)主要排出国にも目標共有を促す」ことを首脳宣言に盛り込む。世界経済では、外国為替市場の安定化に向けた協調で一致。原油価格安定のため、産油国と消費国とが話し合う新たな国際的枠組みづくりを目指すことも確認した。
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温暖化対策に関する合意は、削減には「中印など主要排出国の参加が不可欠」と強く主張する米国に配慮した形。米国はG8だけでの「50年半減」の合意に難色を示していた。
2008/07/08/日本経済新聞

引用文新興5カ国会合、先進国に80―95%削減要求 温暖化ガス
中国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカの新興5カ国は8日午後、札幌市内のホテルで首脳会合を開き、地球温暖化対策で先進国がまず温暖化ガス削減を進めるよう求めた共同声明を発表した。2013年以降の温暖化対策の国際的枠組み(ポスト京都議定書)を巡り、先進国全体で2050年までに 80―95%減らすよう要求した。
20年までのいわゆる「中期目標」として先進国に1990年比で25―40%の温暖化ガス削減や、地球温暖化防止に向けた技術革新、途上国への財政支援も求めた。声明は「共通だが差異のある責任」の原則を強調し、これまで温暖化ガスを多く排出してきた先進国に一段と責任があるとの認識も確認した。途上国の削減義務については触れていない。
2008/07/08/日本経済新聞

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2008.04.17

今日の問題を昨日の解法で解いてはいけない

「今日の問題を昨日の解法で解いてはいけない」
- Don't slove today's problems with yesterday's solutions -

この言葉は、梅田望夫さんの「ウェブ時代 5つの定理」(文藝春秋)P138に引用され、目に留まりました。
様々な物のベースラインが変わりつつあって、それが僕らの生活にまで影響を及ぼしています。
こんな変化の中で先に進んで行くためには、多分、この言葉にあるように過去の解決方法ではどうにもならないのかもしれません。
でも、それってしんどいよね。

・ MediaMarker

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2008.03.09

ベースライン

このところ、小麦やトウモロコシ、原油などの国際的な価格が上がっています。

この値上りの原因として、世界の人口増加や中国やインドなどの経済の発展など、世界の構造的な変化があると言われています。
さらに、そこに投機的な資金が流入して値上りを助長しているのかもしれません。

下のグラフは、1986年から現在までのWTIの原油価格の推移です。
価格は、2002年あたりを境に様相が変わっています。
現在、価格は上昇基調ですが、その落ち着き先は見えていません。今の価格が実態から離れた高値であれば、いつか暴落するでしょうし、供給が需要を満たしていなければ、さらに値上りするのでしょう。

ここ数年は、落ち着き先となる新たなベースラインを探して、不安定な相場になるのでしょうか。

WTI原油価格の推移

先日、米国農務省(USDA)が発表した「Agricultural Projections to 2017」に、2017年までの原油価格の予測が掲載されていました。
USDAが農業の予測に原油も考慮しているところが面白いけれど、USDAでは80ドル/バレル程度を予測しているようです。

Refiner cquisition cost,crude oil imports
参照:USDA Agricultural Projections to 2017/USDA (PDF)

いろいな物のベースライン、これから何処へ落ち着くのだろう。
少し先の食料、エネルギー、資源のベースラインを見極めるのはとても難しいことだけど、それを基準に社会の仕組みを考えなきゃ仕方がないよね。

引用文NY原油、106ドル台の最高値・終値105.15ドル
【NQNニューヨーク=海老原真弓】7日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3営業日ぶりに反落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前日比0.32ドル安の1バレル105.15ドルで終えた。一時106.54ドルまで上昇し、最高値を連日で更新した。ただ2月の米雇用統計が市場予想を下回ったことで米景気の後退懸念が強まり、原油の需要減少の可能性が意識され売られた。
2008/03/08/日本経済新聞

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2007.07.09

民主主義は、最悪の政治形態である。これまでに試されたすべての形態を別にすれば

街のあちらこちらに参議院議員選挙のポスターの掲示板が目立つようになりました。
通常国会の会期が6月23日から7月5日に延長されたあおりを受けて、投票日が1週間延び7月29日になりました。
下の写真でははっきりとわからないけれど、「29」の数字は上から新たに書き直されています。

参議院議員選挙のポスターの掲示板

政府・与党は、公務員制度改革関連法案、年金時効撤廃法案、社会保険庁改革法案や政治資金改正法案を成立させるために会期延長は必要とし、野党は会期延長と法案可決は数の横暴、民主主義の破壊だといいます。

そんな時、思い出したのが、英国の戦中、戦後の宰相、ウィンストン・チャーチルの言葉。

「民主主義は、最悪の政治形態である。ただし、これまで試されたすべての形態を別にすれば。
- It has been said that democracy is the worst form of government except all others that have been tried. - 」

民主主義は、為政者にとっては、時間も金もかかる歯がゆい制度だし、少数意見を持つ者にとっては、数の横暴に感じる。
だけど、それよりよい制度はといったら・・・。

さすが民主主義の母国の宰相の言葉ですね。ウィットに富んではいるけれど深い言葉です。

・ このエントリーは「議員達よ」(山草人のモノローグ)にトラックバックしました。

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2007.06.22

「家康」と静岡の人は呼び捨てにする?

「静岡の人は家康と呼び捨てにする。」と、発掘を生業にしている僕の弟が言ったことがあります。
確かに駿府城に居を構え、大御所政治を行った徳川家康のことを、地元のマスコミも含め僕らは「家康」と呼び捨てにすることが多いと思います。
多分、仙台では「正宗公」だろうし、甲府では「信玄公」、金沢では「利家公」と敬意を表して呼ばれることが多いんだろと思います。(勝手な想像ですが)

家康と静岡の関係は、今川家の人質として幼少の竹千代時代に過ごしたことに始まりますが、もともとは静岡の人で無いから、静岡の人にとって家康は地元の殿様といった感じが薄いのかもしれません。でも、今川義元も「義元公」と呼ばれるのを滅多に聞かないけれどね。

まあ、それがいいとか悪いとかという話ではないけれど、ちょっと気になっていることです。

下は駿府城の跡地の公園、駿府公園の巽櫓(たつみやぐら)付近の写真です。
駿府の街は江戸の街のモデルになったと言われています。
そう、北東の鬼門の方向に厄除けのために寺を建立するという話を聞いたことがあります。ところが駿府の街にはそれが無く、その方向にあるのが富士山だと。確かに駿府城の北東の方向に富士山があるけれど、この話本当かなあ?

駿府公園巽櫓付近

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2007.05.09

「200%の安全」という言葉

起き抜けに、今日の朝日新聞の天声人語を読んでいて「200%の安全」という言葉が印象に残りました。

天声人語では、エキスポランドので起きた事故を受けて、より恐怖を求める人々の欲求とともにジェットコースタも変化してきたことが書かれています。
そして、最後の方で「しかし、そうした非日常の体感は200%の安全が前提だ。」と記します。

でも、この世に100%安全なものなどなくて、安全性を限りなく100%に近づける努力が、技術であり管理なんだ思います。
そして、日常、僕らが身近に接し利用しているものは、そのものから得られる便益が、そのものから被るリスクを、十分に上回るから存在しているじゃないのかな。
だから、「200%の安全」と簡単に言ってしまうところに、逆に安全性に対する不誠実さを感じてしまいました。

まあ、この文章を書いた人は、単純に安全性を喚起しただけのことかもしれないけど。

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2007.04.16

「地球にやさしい」という言葉

今、僕の使っている消しゴムの包装材には、「地球にやさしい」と書いてあります。
僕は、「地球にやさしい」という言葉に以前からなんとなく居心地の悪さを感じています。

消しゴムの包装材

この消しゴムでは、消しゴムの材料に燃えると塩素ガスやダイオキシン類の発生の原因となるポリ塩化ビニルを使っていないことや、包装材が古紙100%で資源を節約していることがコメントされています。
まあ、塩ビがどの程度、環境に負荷をかけているのかいないのか、古紙の使用が資源の節約にどこまでつながるのか、僕は詳しいところはわかりません。

消しゴムには責任はないけれど、毎日この消しゴムを使うたび「地球にやさしい」という言葉が目に入り、そして居心地の悪さを感じます。

人間が地球に負荷をかけ始めた発端は、食料を自ら生産し食物連鎖の環からはずれたことなんだろうと思います。そんな人間が「地球にやさしい」と言ってみたところでね・・・といった居心地の悪さです。

今、人間にとっての地球環境ということでいえば、二酸化炭素に代表される温室効果ガスの影響による温暖化でしょうか。(ちょっと勉強不足で、温暖化が本当に悪いことなのか、温暖化の主な原因が温室効果ガスなのかさえ、僕は理解していないんですが)
46億年といわれる地球の歴史の中で、温暖化をどの程度の期間で見ればいいのかよくわかりません。
そんなわけで、これから少しその関係の書籍でも読もうかと思っています。
ただ、環境問題を扱った本て一冊数千円して高くて、なかなか買えそうにありませんが。

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