カテゴリー「サイエンス」の215件の記事

2018.09.18

地球深部探査船「ちきゅう」が南海トラフ境界部を掘削するそうです

清水港を母港とする海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」が、この冬に熊野灘の南海トラフ境界部の掘削を行うそうです。日本経済新聞が報じていました。

地球深部探査船「ちきゅう」 清水港袖師埠頭
・ 地球深部探査船「ちきゅう」 清水港袖師埠頭

地球深部探査船「ちきゅう」  ※ 海洋研究開発機構のサイトから引用
・ 地球深部探査船「ちきゅう」 ※ 海洋研究開発機構のサイトから引用

南海トラフは、西日本を形成するユーラシアプレートにフィリピン海プレートが沈み込み、巨大地震の震源とされています。

現在は地上の地震計やGPSによって地表の動きを継続的に測定して南海トラフの動きをモニターしています。
これが「ちきゅう」の調査で、ふたつのプレートの境界の物理的な変化が捉えられれば、かなり具体的なことがわかるのでしょう。

結果が楽しみです。

引用文「巨大地震の巣」核心部に迫る 南海トラフを掘削
海洋研究開発機構は10月、巨大地震を繰り返し起こしてきた南海トラフの深部の探査を始める。海底を深く掘削できる地球深部探査船「ちきゅう」を使い、海底下5200メートルまで掘り進む。プレート(岩板)境界部の巨大断層まで到達し、岩石を集めるほか、ひずみの蓄積状況を調べる。巨大地震の核心部に迫る世界初の試みで、巨大地震や津波の発生メカニズムの解明へ期待が集まっている。
日本の太平洋側の海底では、日本列島がある陸のプレートの下に、海のプレートが沈み込んでおり、ひずみを少しずつ蓄積している。ため込んだひずみにプレート境界部が耐えられなくなって大きくすべると、南海トラフや東日本大震災のような巨大地震が発生する。境界部の断層は「巨大地震の巣」だ。
現在は地上の地震計や全地球測位システム(GPS)の測定データから、プレート境界の状況や巨大地震のメカニズムなどを推測している。「断層を直接観測して実態を把握できる」と、探査に参加する東京大学の木下正高教授は説明する。
ちきゅうによる南海トラフの掘削は、国際プロジェクトとして2007年に始まった。掘削地点の紀伊半島沖の熊野灘は世界のプレート境界の中でも浅いことから選ばれた。これまでの探査で、海底下約3000メートルまで掘り抜いている。ちきゅうは10月10日に静岡県清水港を出航、さらに穴を掘り進める。境界部の断層には2019年1~2月に到達する予定だ。
今回の探索では、過去に巨大地震を起こした部分を重点的に調べる。断層が高速にすべると、摩擦熱で岩石が溶けてガラスのようになる。採取した岩石を地上に持ち帰って分析し、どのくらいの力に耐えられるかなどを調べる。掘削しながら穴の状況などを観測し、断層付近にかかるひずみを推定する。
2018/09/14/日本経済新聞

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2018.09.07

カンテラ日記/中島 博

「カンテラ日記」は、先日廃棄処分が報じられた富士山測候所の職員が毎日の出来事や感想をつづった「カンテラ日誌」からの抜粋に富士山測候所に11年間勤務した中島 博さんが解説を加え、1985年に発行されたものです。

日誌は、1937年から無人化される2004年まではほぼ完全に残っていたそうですが、廃棄された今では「カンテラ日記」でその片鱗を知ることができます。ただ、「カンテラ日記」も絶版のようで中古本市場にもほとんど出回っていないようです。

この本では測候所が剣ケ峰に移転した1937年から、戦中、敗戦、気象レーダーや新庁舎の建設を経て、1983年までの日誌の極一部が掲載されています。
ごく一部といっても時代ごと内容に特徴と深みがあって読み応えがあります。

「カンテラ日誌」が廃棄され残っていないので、せめて「カンテラ日記」が復刻されはいかな。

関連エントリー:富士山測候所「カンテラ日誌」が廃棄された 悲しいニュースです せめて単行本「カンテラ日記」を復刻できないものか 2018.08.15

本カンテラ日記 富士山測候所の五〇年
中島 博 (Nakashima Hiroshi)/筑摩書房(ちくま少年図書館 90 社会の本)/1985

書籍の紹介一覧 B0152

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2018.07.21

ふじのくに防災学講座「かつて南からやってきた伊豆半島は、今どう動いているのか?」を聴講してきました

1ヶ月に1回程度の頻度で静岡県地震防災センターが開催しているふじのくに防災学講座を聴講してきました。

今回の静岡大学理学部 講師 三井雄太さんの「かつて南からやってきた伊豆半島は、今どう動いているか?」です。

ふじのくに防災学講座「かつて南からやってきた伊豆半島は、今どう動いているのか?」""

伊豆半島は、約100万年前にフィリピン海プレートの北進とよもに南から本州にぶつかったとされています。

フィリピン海プレートは、伊豆半島の西側でユーラシアプレートの下に沈み込み駿河トラフを形成しています。
一方、東側では北米プレートの下に沈み込み相模トラフを形成しています。

そして、北側で本州にぶつかったところはどこか、伊豆半島はどこまでかという話が講演の中でありました。
富士五湖の辺りまで含むという説もあるようですが、実際のところはわかっていいないとのことでした。

最近の動きは、国土地理院の全国に設置されたGNSS衛星の電波の観測点の観測結果から1cmのオーダーで地殻変動が捉えられるそうです。
さらに得られた観測結果を基にクラスター解析を行いブロック境界(変動傾向の異なるブロックの境界)を推定します。

それによると、伊豆半島は全体的に西側に移動しています。
また、ブロック境界は、丹那断層と相模トラフの間と駿河トラフから伊豆半島西部にあるようです。

さらに、伊豆半島と伊豆大島間にもあると推察もされています。ただ、ここに境界域ができる理由は不明で、もしかしたら新しいトラフが形成されるかもしれないとのことです。

今回の講座はかなり専門的でわからない点も多くありました。
でも、伊豆半島とその周辺は複雑な動きをしています。

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2018.07.08

2018年版地震ハザードカルテは修正されたようです

6月26日に地震調査研究推進本部事務局が公表した「全国地震動予測地図」に基づく、地震ハザードステーションの「2018年版地震ハザードカルテ」の誤りの修正が終わり、再び公開されています。

参照:地震ハザードカルテ/地震ハザードステーション

修正版により静岡市葵区 静岡県庁付近を再計算してみると、この部分は誤りがなかったようで同じ結果でした。

地震ハザードカルテ(2018年版) 30年、50年ハザード

地震ハザードカルテ(2018年版) 30年、50年ハザード 総合評価

関連エントリー:2018年版地震ハザードカルテによると静岡県庁付近で30年以内に震度6強以上の地震が起こる確率は50.7% 2018.06.27

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2018.06.27

2018年版地震ハザードカルテによると静岡県庁付近で30年以内に震度6強以上の地震が起こる確率は50.7%

地震調査研究推進本部事務局は、6月26日に2018年版の「全国地震動予測地図」を公表しました。

参照:全国地震動予測地図2018年版 2018.06.26/地震調査研究推進本部事務局

駿河湾沖でフィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込む静岡は、相変わらず地図上は真っ赤で今後30年間に震度6弱以上の地震に見舞われる確率は26%以上です。

今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率(平均ケース・全地震)
・ 今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率(平均ケース・全地震)
※ 全国地震動予測地図2018年版 地図編 確率論的地震動予測地図/地震調査研究推進本部事務局から画像引用

地震ハザードステーション(J-SHIS)のサイトでは、任意の地点の地震動予測を表示でき、さらに地震ハザードカルテに出力できます。

地震ハザードカルテ(2018年版) 30年、50年ハザード

静岡県庁(静岡市葵区追手町)付近を調べてみると、今後30年間に震度6強以上の揺れに見舞われる確率は50.7%、震度6弱以上だと70.1%です。
また、今後30年間に震度7の揺れに見舞われる確率は3%以上になっています。

プレートの構造上、静岡は大地震は逃れられないのだろうけれど、東海地震説が提唱されてから約40年が経過します。
その間、駿河湾内では大きな地震が起きておらず、少々不気味です。

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P.S. 2016.08.28

2018年版のハザードカルテの一部に誤りが見つかり、公開を停止しているそうです。
このため、上記の表「地震ハザードカルテ(2018年版) 30年、50年ハザード」にも間違えがあるかもしれません。修正され次第、再計算してみます。

2018年版地震ハザードカルテの誤り
2018年版のハザードカルテの一部に誤りが見つかったため、公開を停止しました。修正が完了次第再公開します。
2018.06.27/地震ハザードステーション

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P.S. 2016.07.08
2018年版地震ハザードカルテは修正がされたようです。

2018年版地震ハザードカルテについて
2018年版のハザードカルテの一部に誤りが見つかったため、公開を停止していました。修正が完了したため、7/4に公開しました
2018.07.04/地震ハザードステーション

関連エントリー:2018年版地震ハザードカルテは修正されたようです 2018.07.08

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2018.06.24

「はやぶさ2」がリュウグウまであと26km

2014年12月3日に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」が、いよいよ目的地の小惑星 リュウグウ(162173)に到達します。

宇宙航空研究機構(JAXA)のはやぶさ2の特設サイトによると、16:40現在、リュウグウまでの距離は26kmです。
速度は0.02m/sと低速になっています。

 はやぶさ2プロジェクト/JAXA から画像引用 2018.06.24 16:40
はやぶさ2プロジェクト/JAXA から画像引用 2018.06.24 16:40

はやぶさ2が持ち帰るサンプルによる惑星や地球の海の水の起源、生命の原材料などの解明が楽しみです。

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2018.06.15

錯覚の科学/クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ

「錯覚の科学」は、「注意」「記憶」「自信」「知識」「原因」「可能性」の6つの視点から、ヒトが逃れられない錯覚について書かれた本です。

それぞれが、実験結果をもとに何故錯覚を起こすのかが述べられているので、面白く読めます。

脳は、刻一刻と変化しインプットされる大量の情報を処理しきれないので、これまでの経験や知識をもとにしたアルゴリズムで処理するため錯覚が起こるということだろうか。

6つの錯覚のサブタイトルがその錯覚をよく表しています。
・ 注意の錯覚:えひめ丸はなせ沈没したのか?
・ 記憶の錯覚:捏造された「ヒラリーの戦場体験」
・ 自信の錯覚:冤罪証言はこうして作られた
・ 知識の錯覚:リーマンショックを招いた投資家の誤算
・ 原因の錯覚:俗説、デマゴーグ、そして陰謀論
・ 可能性の錯覚:自己啓発、サブリミナル効果のウソ

錯覚の怖いところは、錯覚していることに本人は気がついていないところだけど...

下のビデオは、バスケの試合に乱入したゴリラに気がつかない注意の錯覚を紹介した「見えないゴリラ」です。


The Invisible Gorilla (featuring Daniel Simons) - Regional EMMY Winning Video

本錯覚の科学 (The Invisible Gorilaa and other ways our intuitions deceive us)
Christopher Chabris,Daniel Simons/木村博江 (Kimura Hiroe)(訳)/文藝春秋 (文春文庫)/2014

書籍の紹介一覧 B0151

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錯覚の科学 (文春文庫)
クリストファー チャブリス, ダニエル シモンズ
文藝春秋 ( 2014-08-06 )
ISBN: 9784167901769

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2018.05.19

ふじのくに防災学講座「富士山はどうしてそこにあるのか」を聴講しました

静岡県地震防災センター主催の第107回ふじのくに防災学講座「富士山はどうしてそこにあるのか」を聴講してきました。
以前、今回の講師の首都大学東京の名誉教授 山崎晴雄さんの「富士山はどうしてそこにあるのか - 日本列島の成り立ち」(NHK出版 2015)を読み面白かったこともあり、聴きにいきました。

富士山はどうしてそこにあるのか/山崎晴雄と防災学講座のテキス
・ 富士山はどうしてそこにあるのか/山崎晴雄と防災学講座のテキスト

田貫湖から望む富士山 2015.12.07
・ 田貫湖から望む富士山 2015.12.07

富士山は僕が言うまでもなくなだらかなすそのを持った美しい独立峰で日本を象徴する山です。
また、その成り立ちも太平洋、フィリピン海、ユーラシアプレートのダイナミックな運動の中心にある山です。

今回の講座でそうなんだと思ったのは、富士山の噴火の原因のマグマは、太平洋プレート由来だということです。
富士山はフィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込んだ先にあるので、フィリピン海プレート由来だと思っていましたが、フィリピン海プレートの下に沈み込んだ太平洋プレート由来で、フィリピン海プレート、ユーラシアプレートを突き抜けて噴火、形成されたのが富士山だそうです。

東日本の火山帯と伊豆・小笠原の火山帯を分けて考えていたけれど、日本海溝-伊豆・小笠原海溝を作った太平洋プレート由来の一連の火山帯(火山フロント)なんだ。

それと面白かったのは、御殿場の東富士演習場付近には、1707年の宝永噴火以前に作られた畑の畝が地層として残っていたとです。
畝は、畑をかまぼこ状にすこし高くして作物を栽培する方法です。その畝に宝永噴火で噴出したスコリアや火山灰が積もったかまぼこ状の地層の写真が紹介されました。ただ、残念なことに開発によってその地層は現在ではないそうです。残っていれば見に行きたかった。

富士山は度重なる噴火によって現在の美しい姿を現していますが、これからも噴火によって形を変えていくのだろうから、僕はとてもいい時代の富士山を見ているのです。

それと、NHK出版の「 富士山はどうしてそこにあるのか」は、ラジオ用のテキストとして出版されたため雑誌扱いで再版は難しいそうです。一般向けの面白い本なのでもったいないような気がします。

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2018.02.20

小笠原 西之島の拡大などにより少しだけ国土が広がった

国土地理院が発表した2017年10月1日時点の日本の国土の面積は、377,973.89km2で、前年に比べて2.32km2増えました。
増えた要因は、小笠原村 西之島の火山活動による拡大や埋め立てによるものだそうです。

そういえば、噴火により新島ができ話題になった西之島はどうなったのだろう。

西之島については、国土地理院のサイトに詳しく載っていました。

2013年11月に旧西之島の南南西500mで噴火を始め、12月には旧島の南岸に溶岩が到達、旧島をのみ込む形で拡大を続け、'15年11月に噴火が収まりました。その後、'17年4月から7月まで噴火が再開しました。

その結果、西之島の面積は2.95km2と、旧島の約10倍に拡大しています。

西之島の面積・最高標高

国土地理院のサイトには西之島が拡大して様子がアニメーションGIFでも提供されています。


・ 国土地理院のサイトから画像引用

参照:「地理院地図」に西之島付近の噴火活動関連情報を掲載しています/国土地理院

引用文平成29年全国都道府県市区町村別の面積を公表 -日本の国土の面積は、377,973.89平方キロメートルに
国土地理院は、国土の状況を継続的に把握するため、平成29年10月1日現在の国土の面積をとりまとめ、本日公表しました。
その結果、日本の国土の面積は、377,973.89平方キロメートルになりました。
国土の面積は、毎年10月1日時点のデジタル地図(電子国土基本図)を基に測定し、平成29年は377,973.89平方キロメートルでした。平成28年の377,971.57平方キロメートルから微増になります。面積増加の主な原因は、東京都小笠原村西之島の噴火活動による島の拡大や埋立などによるものです。
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平成29年の全国都道府県市区町村別面積は、以下の国土地理院ホームページ「GIS・国土の情報/全国都道府県市区町村の面積」で閲覧できます。
2018/01/31/国土地理院

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2018.02.14

フィリピン海プレートの沈み込みにより日本海溝が西方に移動するという「日本海溝移動説」!

静岡県地震防災センターで「ふじのくに防災学講座」が定期的に開催され、僕は興味のある回は聴講しています。

1月27日に開催された第104回講座は、産業技術総合研究所 高橋雅紀さんを講師に「日本列島地殻変動の謎に迫る」というテーマで開催されました。

残念ながら僕は別件で用事があって聞けなかったのですが、聴講した人に頼んで資料だけは手に入れました。

今回の内容は、フィリピン海プレートの沈み込みが日本海溝を西方に移動させている「日本海溝移動説」です。
最初聞いたときにフィリピン海プレートの沈み込みが日本海溝に影響を及ぼす?と疑問符がついたのですが...

日本列島は糸魚川-静岡構造線を境に、西南日本はユーラシアプレート、東北日本は北米プレートの上にあるといわれています。

フィリピン海プレートは太平洋で西南日本のユーラシアプレートに沈み込み東海・南海トラフを形成し、両プレートのひずみに絶えられなくなった時、ひずみを解消するためにずれ地震を起こすとされています。これが東南海地震の発生メカニズムです。

一方、太平洋プレートは東北日本の北米プレートに沈み込み日本海溝を形成し、このひずみを解消するために起こった地震が2011年東北地方太平洋沖地震とされています。

フィリピン海プレートの東北端は、相模湾で北米プレートの下に沈み込み相模トラフを形成しています。
さらにフィリピン海プレートに太平洋プレートが房総半島沖で沈み込み、フィリピン海プレート、太平洋プレート、北米プレートの三重会合点になっています。

関東平野のある北米プレートの下には、フィリピン海プレートが沈み込み、さらにその下に太平洋プレートが沈み込むという関東地方の地下は複雑な構造をしています。

「日本海溝移動説」は、関東平野の下に沈みこんだフィリピン海プレートが北米プレートと太平洋プレートの間にはさまり北の方向に移動していたものが行き先をはばまれ、西に移動するというものです。
ことことによって北米プレート上の東北日本や日本海溝もひきづられ西へ移動するという説です。

それを、紙でできた模型で説明したものが「日本列島地殻変動アナログ模型(日本海溝移動モデル)」です。

模型は、太平洋プレートを基準にした(A)、フィリピン海プレートを基準にした(B)、ユーラシアプレートを基準とした(C)、北米プレートを基準とした(D)の4枚のシートで構成されます。

日本列島地殻変動アナログ模型(日本海溝移動モデル)
・ 日本列島地殻変動アナログ模型(日本海溝移動モデル)

これを(A)を一番下にして(B)→(C)→(D)の順に重ね3つの割ピンで固定します。

一つ目の割ピンは、カムチャッカ沖で(A)(B)(C)のシートを固定します。ふたつ目の割ピンは、サハリンで(A)(C)(D)のシートを固定します。
三つ目の割ピンは、(D)の三重会合点と(B) の三重会合点から伊豆-小笠原海溝に沿ったスリットとつなげます。
このようにして割ピンで4枚のシートを束ねると太平洋プレート(A)とユーラシアプレート(C)は固定され、フィリピン海プレート(B)と北米プレート(D)は動くようになります。

文章にすると分かりづらいので、下のPDFを参照にして下さい。

参照:サイエンスの舞台裏 —東西短縮地殻変動厚紙模型の作り方— GSJ地質ニュース Vol. 7 No. 1(2018年1月) PDF 4.7MB

こうしてフィリピン海プレート(B)を時計回りの方向に動かすと、北米プレートは西に動き日本海溝も西に動きます。

現在の日本列島(左) フィリピン海プレートを時計回りに動かした日本列島(右)
・ 現在の日本列島(左)とフィリピン海プレートを時計回りに動かした日本列島(右)

僕の解釈は心もとないく、またこのモデルが正しいのかはわかりませんが、面白い説だと思いました。

僕は関東直下型の大規模地震がどのような仕組みで起こるのか不思議でした。
ただ、関東直下に沈み込んだフィリピン海プレートと太平洋プレートのひずみの解消が、北米プレートを動かすとなると、その仕組みが少しわかったような気がします。

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