カテゴリー「サイエンス」の236件の記事

2020.08.07

小笠原・西之島が最終的にカルデラ噴火により沈んでしますかも

火山噴火が再び活発になり成長を続けている小笠原・西之島の今後について、海洋研究開発機構(JAMSTIC)のサイトに「西之島の今後の活動を注視する」というコラムが掲載されていました。

これは、現在は安山岩マグマの噴出で島が拡大しているものの、今後、玄武岩マグマが注入しカルデラ噴火を起こし海底カルデラになる可能性もあるとのことです。

実際に伊豆小笠原弧のうち伊豆弧には9個の海底カルデラがあるんですね。

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図2. 伊豆小笠原弧の火山島と海底火山。北緯30度以北の伊豆弧には黒瀬、明神海丘、明神礁、スミスカルデラなどのカルデラが9個存在する。 
【コラム】西之島の今後の活動を注視する/JAMSTICから画像引用
※ 画僧をクリックすると、別ウインドウで拡大表示します。

果たして、西之島の今後はどうなるのでしょう?

参照:西之島の今後の活動を注視する 2020.08.06/JAMSTIC

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2020.07.16

小笠原・西之島は噴火再開で形を変え始めました

気象庁地震火山部が7月15日にリリースした「西之島の火山活動解説資料」に、海洋気象観測船「凌風丸」から夜間に撮った溶岩を噴出する西之島の写真が掲載されています。

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・ 西之島の火山活動解説資料 2020.07.15/気象庁から画像引用
※ 画像をクリックすると別ウインドウで拡大表示します。

また、2019年6月と’20年7月に西之島の東海上から撮った写真が掲載されていて、1年の間に形を変えていることがわかります。

西之島は、ほぼ円形をした島の中心から南の位置に火砕丘があります。その火砕丘の高さが約40m高くなり約200mになっています。それと火砕丘の南側に丘が形成されています。

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・ 西之島の火山活動解説資料 2020.07.15/気象庁から画像引用
※ 画像をクリックすると別ウインドウで拡大表示します。

形を変えていく島の姿をリアルタイムで見られるなんて貴重です。

参照:西之島の火山活動解説資料 2020.07.15/気象庁 PDF

関連エントリ:小笠原・西之島が再び拡大を始めた 2020.07.02

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2020.07.02

小笠原・西之島が再び拡大を始めた

小笠原の西之島の火山活動が活発になり、面積を広げているそうです。海上保安庁がアナウンスしていました。

太平洋プレートがフィルピン海プレートに沈み込みマグマを生成し、噴火により島を作る。リアルタイムでその様子が知ることができるなんて貴重です。

西之島はどこまで大きくなるのだろう?

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・ 伊豆・小笠原海溝と西之島 ※Google Mapに加筆

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・ 西之島 200.06.29 ※ 西之島の噴火について(6月29日観測)/海上保安庁から画像引用
※ 画像をクリックすると別ウインドで拡大表示します。

引用文西之島の噴火について(6月29日観測) PDF
1. 噴火の状況
6月29日午後、第三管区海上保安本部羽田航空基地所属航空機により、 西之島の火山活動の観測を実施し、中央火口が南西方向に広がっているな ど、活発な活動を確認しました。
詳細は以下のとおりです。
【調査結果】
・噴 火
   中央火口から連続した噴火が認められる。
   黒色の噴煙が激しく噴出し、高度 3,400m以上に達してい る。
   噴石の飛散は中央火口丘の麓までで収まっている。
・溶 岩
   中央火口が南西方向に広がり、火口から溶岩が南西岸方向に 流下し、海へ流入しており、溶岩流の先端から水蒸気が認め られる。
・変色水
   西之島全周に、幅 1,000m以上の黄緑色の変色水が分布して いる。>
2020.06.30/ 海上保安庁

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2020.06.25

今朝(2020.06.24)の千葉県東方沖地震

今朝(2020.06.25 4:47頃)、千葉県東方沖 深さ36kmでM6.1、最大震度5弱(千葉県旭市)の少し大きめの地震がありました。

関東地方は、太平洋プレートがフィリピン海プレートの潜り込み、さらにフィリピン海プレートが陸のプレートの北米プレートに潜り込むという特殊な構造をしています。

この地域は、先のゴールデンウィークにも地震があり、震源について海洋研究開発機構がレポートをしていました。

それによると、ゴールデンウィークの地震は太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界で起きたとのこと。また、関東大震災の震源域はフィリピン海プレートと北米プレートの境界域で起きたとありました。

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・ ゴールデンウィーク中に発生した千葉県北部の地震 ―複雑なプレート境界と房総沖の地震について― 2020.06.13/海洋研究開発機構 から引用

また、今朝の地震の震源については気象庁がアナウンスしています。

今朝の地震はもう少し南側、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の余震として起きたものではないかとのことです。

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・ 令和2年6月25日04時47分頃の千葉県東方沖の地震について -「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第85報) 2020.06.25/気象庁 から引用

いずれにしても3つのプレートが関係している場所で複雑に影響しあっているところだから、それぞれの地震の関係性も複雑なのでしょう。

参照

令和2年6月25日04時47分頃の千葉県東方沖の地震について -「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第85報) 2020.06.25/気象庁 (PDF: 3.0MB)
ゴールデンウィーク中に発生した千葉県北部の地震 ―複雑なプレート境界と房総沖の地震について― 2020.06.13/海洋研究開発機構

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2020.06.01

クルードラゴンが国際宇宙ステーションにドッキング

昨夜、クルードラゴン(Dragon 2)が国際宇宙ステーションにドッキングしました。

ドッキングは自動で行われ、NASAビデオの映像では非常にスムーズです。

「こうのとり」のロボットアームでキャプチャーされた後ドッキングするのに比べ、短時間でドッキングが完了します。

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・ 国際宇宙ステーションにドッキング直前のクルードラゴン
※ NASAビデオから画像引用


SpaceX DM-2 Flight Day Highlights - May 31, 2020/NASA Video

引用文SpaceX DM-2 Flight Day Highlights - May 31, 2020
After a 19-hour ride aboard the new SpaceX Crew Dragon spacecraft, NASA astronauts Robert Behnken and Douglas Hurley docked to the International Space Station May 31, inaugurating a new era of human spaceflight aboard a commercial spacecraft. The Crew Dragon automatically linked up to the international docking adapter at the forward end of the station’s Harmony module, setting the stage for a greeting by Expedition 63 Commander Chris Cassidy of NASA and Russian crewmates Anatoly Ivanishin and Ivan Vagner. The arrival of Hurley and Behnken expanded the Expedition crew on board the orbital outpost. Hurley and Behnken launched on the SpaceX Falcon 9 rocket from the Kennedy Space Center, Florida, May 30, commencing an historic mission for NASA’s Commercial Crew Program almost nine years after the retirement of the space shuttle.
2020.06.01/NASA< Video

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2020.05.31

民間初の有人宇宙船「グルードラゴン」が打ち上げられた

スペースX社の有人宇宙船「クルードラゴン(Dragon 2)」がファルコン9ロケットにより打ち上げられました。

スペースシャトル退役後、国際宇宙ステーション(ISS)への有人飛行はロシアのソユーズだけになっていました。

今夜、ISSにドッキングの予定です。

今回は、飛行士2人のテスト飛行ですが、次回8月に予定されているフライトは、野口聡一さんも搭乗する本格運用で楽しみです。


Launch Recap: NASA and SpaceX fly Astronauts to the Space Station/NASA

引用文NASA Astronauts Launch from America in Historic Test Flight of SpaceX Crew Dragon
For the first time in history, NASA astronauts have launched from American soil in a commercially built and operated American crew spacecraft on its way to the International Space Station. The SpaceX Crew Dragon spacecraft carrying NASA astronauts Robert Behnken and Douglas Hurley lifted off at 3:22 p.m. EDT Saturday on the company’s Falcon 9 rocket from Launch Complex 39A at NASA’s Kennedy Space Center in Florida.
2020.05.31/NASA

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2020.05.25

最後のこうのとり HTV9の国際宇宙ステーションへのキャプチャが完了

「こうのとり」としては最後となる宇宙ステーション補給機HTV9号機が21時13分(日本時間)頃、国際宇宙ステーション(ISS)にキャッチアップされました。

先ほどまで、その模様を宇宙航空研究開発機構(JAXA)のサイトのライブ中継を見ていました。

今回の解説は、こうのとり5号機をISSのロボットアームでキャッチアップした油井宇宙飛行士でとても分かりやすかった。

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・ キャッチアップ直前 ※ JAXAのサイトから画像引用

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・ キャッチアップの瞬間 ※ JAXAのサイトから画像引用


「こうのとり」9号機キャプチャ(把持)ライブ中継/JAXA

今の時期を感じたのは、時々映る筑波宇宙センターのコントロールルームの映像で、いつもより人数が少なめでマスクをしていること。そして、キャッチアップの瞬間は拍手のみで、握手や肩を叩いたりする姿が見えなかったことです。ここでも新型コロナ感染症の影響が出ているんですね。

次回からは新型宇宙ステーション補給機 HTV-Xになります。こうのとりの名称は引き継ぐのだろうか?

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2020.01.25

ふじのくに地球環境史ミュージアムで開催されている「大絶滅」展を見てきました

ふじのくに地球環境史ミュージアムで2019年11月30日から'20年4月5日まで開催されている「大絶滅」展に行ってきました。

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・ 「大絶滅」展のチケットと冊子

5億年前以降に地球では、環境の激変により多くの生物種がほぼ同時に姿を消す大絶滅が5回あったとされています。

それは、約4億4千年前の古生代オルドビス紀、約3億7千万年前の古生代デボン紀後期、約2億5800万~2億5100万年前の古生代ペルム紀末期、2憶1千万年前の中生代三畳紀末、最後は6550万年前の中生代白亜紀末です。

「大絶滅」展では5回の大絶滅を時間を追って、パネルや化石、地質サンプルなどによって紹介しています。

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興味をひいたのは最後に起こった恐竜をはじめ地球上の70%の生物が息絶えたという白亜紀の大絶滅です。
ユカタン半島に落ちた巨大隕石の爆発と衝撃により地球の気候が一変したことが原因とされています。

会場には、大量絶滅を分けるK/Pg境界(中生代と新生代の境界)の地層標本が展示されていました。

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・K/Pg境界を含む黒色粘土層を含む地層の標本(赤矢印の部分K/Pg境界)

それと3度目の大量絶、ベルム紀末期。短期間に2度発生したと考えられ、地球上の生物の96%が死に絶えたといわれています。
その原因として有力とされているのが、地球の内部のマントルのマグマによる超大規模な火山噴火による巨大ブルーム説です。この時大量に放出された二酸化炭素の温室効果により、寒冷化していた地球が温暖化し、生態系を崩壊させたというものです。

原因は違うにしろ、現在起こりつつある二酸化炭素の上昇による気候変動に似ていなくもないと思ったりして。

「大絶滅」展は派手ではないけれど面白い展示でした。また会場で購入した冊子もイラストや写真が豊富で読み応えがあります。

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2020.01.22

ふじのくに防災学講座「富士山噴火と我が国の火山防災」を聴講してきました

先週の土曜日に沼津のプラサヴェルデで開催されたふじのくに防災学講座「富士山噴火と我が国の火山防災」に行ってきました。
ふじのくに防災学講座は、静岡県地震防災センターが自然・社会科学、行政など様々な視点で開く講座で今回で124回になります。

僕は、興味のある地震や火山の発生メカニズムや現在の研究の状況など自然科学的な面をテーマにした回を聴講しています。

今回は火山噴火予知連絡会会長だった藤井敏嗣東大名誉教授の富士山噴火に関わる講演です。

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富士山は、西日本を構成するユーラシアプレートに沈み込んだフィリピン海プレートの先にある活火山です。
過去3500年の間に平均すると数十年に1回富士山は噴火をしているといわれますが、1707年の宝永噴火以来約300年噴火をして
いません。

おそらく地下にマグマが相当蓄積していると予測されるので、いったん噴火するとその噴出物で周辺はもとより首都圏に甚大な被害
を及ぼすと懸念されています。

ただ、噴火の予測は難しいそうそうで、御嶽山のような水蒸気噴火では直前にならないとわからないそうです。マグマ噴火の場合は、
地震の発生や山体の膨張など事前の兆候をとらえられる可能性がありますが、富士山はマグマだまりが深い位置ありそれも難しいと
でした。

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今、僕らが見ている富士山は約1万年前に活動を開始した新富士火山で、その下には約10万年前に活動を開始した古富士火山、さらにその下には約70万年前から活動を開始した小御岳火山があると言われています。

僕らは過渡期の美しい富士山を見ているのかもしれません。

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2019.12.13

地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開に行きました その2 - 研究施設としての「ちきゅう」

「ちきゅう」は海底の掘削を行うとともに、サンプリングしたコアを船内で分析する研究施設があります。

地質の状況に応じて複数の掘削刃(ビット)を使い、使用はコアバレルと呼ばれる円筒形の筒の中に収められます。

このコアを1.5mに切断し、船内の研究室で物理性や微生物、地磁気などの分析がされます。

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・ コアバレル - 円筒形の筒の中にサンプリングしたコアが入っており、1.5mに切断される

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・ 掘削刃(ビット) - 状況に応じて複数のビットを使い分けて掘削する

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・ X線CTスキャナー - 非破壊でコアの割れ目や空隙、密度構造を迅速に調べることができる

室内には、東日本大震災の原因となった太平洋プレートが北米プレート、東南海地震の原因とされるフィリピン海プレートがユーラシアプレートに潜り込む位置のコアのレプリカが展示されていました。

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・ 東北地方太平洋沖 プレート境界断層のレプリカ 水深6,900m 海底下820m

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・ 南海トラフの断面 - 音波を使って得られた南海トラフの断面

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・ 紀伊半島南西沖・南海トラフ 堆積岩(上)と基盤岩の境界のレプリカ 水深3,500m 海底下540m

両方とも明らかに違った地質の石が隣り合っており、これがすべり(スロースリップ)はじめ巨大地震が発生すると思うと、レプリカといえゾッとします。

「ちきゅう」は、外観も面白いけれど研究内容はもっと面白い船です。

関連エントリー:地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開に行きました その1 - 船としての「ちきゅう」 2019.12.09

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