カテゴリー「サイエンス」の245件の記事

2021.09.16

活断層データベースでは直近の地震も表示されるんですね

夕方、緊急地震速報が鳴りました。

能登半島の先端を震源とするM5.2、最大震度5弱の地震です。

海溝型の地震ではないし近くに活断層があるのかなと思い、産業技術総合研究所の活断層データベースにアクセスすると、今回の地震の震源や規模が表示されていました。

気象庁の防災情報とリンクしていて、リアルタイムで地震情報が表示されるようです。

210916

今回の震源の北側に逆断層の能登半島沖起震断層・狼煙沖活動セグメントがありますが、平均活動間隔が8600年ですので、距離からいっても関係はないのでしょうね。

参照:活断層データベース/産業技術総合研究所

| | コメント (0)

2021.09.04

火雷神社鳥居の横ずれの痕跡 - 丹那断層 3

丹那断層公園から北へ約5kmに火雷(からい)神社(静岡県田方郡函南町田代57)があります。

火雷神社にも1930年の北伊豆地震の断層の横ずれの痕跡が確認できます。

火雷神社の鳥居と石段は、北伊豆地震の後に建てられたもので、地震で壊れた鳥居はその一部が残されています。

21090403
・ 現在の鳥居と石段は写真右。正面に北伊豆地震で壊れた鳥居と手前に石段。

21090402
・ 奥が現在の石段。手前が北伊豆地震当時の石段。

見た目ではわかりませんが、この鳥居と石段の間に丹那断層が南北に走っています。

地震による断層の横ずれにより、断層をはさんで石段の中心線と鳥居の中心がずれているのがわかります。

本来なら石段の中心線(紫)と壊れた鳥居(水色)の中心が一致するはずですが、正面から見て石段の中心線が南に1mほどずれています。

21090401

関連エントリー

丹那断層の横ずれの痕跡 - 丹那断層 1 2021.08.24
丹那断層公園の横ずれ断層の痕跡 - 丹那断層 2 2021.08.31

| | コメント (0)

2021.08.31

丹那断層公園の横ずれ断層の痕跡 - 丹那断層 2

丹那断層公園は、函南町の丹那盆地の南のへりにあり、丹那断層の断面や1930年の北伊豆地震の際に横ずれした様子が展示されています。

21083104
・ 丹那断層公園 静岡県田方郡函南町畑字上乙越253-4

地震で断層が左横ずれを起こし水路が2mほどずれています。

21083101

同じく円形と思われる石積みが、断層をはさんでずれています。

21083102

21083105

また、公園には断層の断面が保存されています。

21083103

関連エントリー

丹那断層の横ずれの痕跡 - 丹那断層 1 2021.08.24
火雷神社鳥居の横ずれの痕跡 - 丹那断層 3 2021.09.04

| | コメント (0)

2021.08.24

丹那断層の横ずれの痕跡 - 丹那断層 1

丹那断層が横ずれした痕跡を見てきました。

丹那断層は、伊豆半島北東部にある断層で、旧修善寺町(現:伊豆市)から丹那盆地(函南町)を通り箱根山南麓へ伸びる30kmほどの北伊豆断層帯を代表するものです。

丹那断層は、過去6000年から7000年の間に9回の断層活動が確認されていて、直近では1930年にM7.3、最大震度6の北伊豆地震を起こしています。

その地震で断層が横にずれた様子が、丹那断層公園と火雷(からい)神社で見ることができます。

21082401
・ 丹那断層 活断層データベース/産業技術総合研究所から引用

関連エントリー

丹那断層公園の横ずれ断層の痕跡 - 丹那断層 2 2021.08.31
火雷神社鳥居の横ずれの痕跡 - 丹那断層 3 2021.09.04

| | コメント (0)

2021.06.24

JAMSTECの「東日本大震災から10年ーー「定説」をくつがえした巨大地震の全貌」は面白い

国立研究開発法人海洋開発研究機構(JAMSTEC)の海洋と地球のWEBマガジン #JAMSTEC From OCEANに「東日本大震災から10年ーー「定説」をくつがえした巨大地震の全貌 」に、これまでわかってきた東日本大震災のメカニズムがわかりやすくまとめられています。

この連載は、小説家でサイエンスライターの藤崎慎吾さんが、JAMSTECの研究者を中心に研究されているこれまでわかっている東日本大震災のメカニズムをまとめたものです。

とても読みやすいです。

【シリーズ連載】東日本大震災から10年--「定説」をくつがえした巨大地震の全貌 /取材・文:藤崎慎吾
01 M9の地震は「ありえない場所」で起きた 2020.10.19
02 断層のすべりは海溝軸にまで達した 2020.10.22
03 粘土と水とデータが語る巨大すべりの真相 2020.11.05
04 広域の被害をもたらした「2段階」の津波 2020.11.20
05 次の大地震はすでに「準備」されつつある 2020.12.07
06 伊達政宗は「巨大地震」を見たか?(前編) 2021.01.26
06 伊達政宗は「巨大地震」を見たか?(後編) 2021.02.03
07 地震を研究するのは、地球が好きだから 2021.02.04
08 「地震予報士」が誕生する日は来るか 2021.02.18
09 オーダーメイド津波情報の時代 2021.06.14
10 「正しく恐れる」ことを伝えよう 2021.06.14

| | コメント (0)

2021.03.05

南太平洋で巨大地震が立て続けに発生しました

3月4日〜5日にかけてニュージーランド北の太平洋でマグニチュード7〜8の巨大地震が3回発生しました。2月10日にもM7.7の地震が発生しています。

この地域は日本と同様にプレートの境界に当たるところで、太平洋プレートがオーストラリアプレートに沈み込んでいます。

210305
※ Google マップから作成

| | コメント (0)

2021.02.24

NASAの火星探査車「パーサヴィアランス・ローバー」の着陸映像や音のデータが公開された

2月19日に火星に着陸した火星探査車「パーサヴィアランス・ローバー」の着陸時に複数のカメラで撮った動画がNASAのサイトで公開されました。

これまでにも複数の火星探査車から送られる写真で楽しんできました。今回はミニヘリコプター「インジェニュイティ」が搭載されているので、興味深い映像が送られてくるのでしょう。


Perseverance Rover’s Descent and Touchdown on Mars (Official NASA Video)

また、サイトには火星の音の録音がローバー自身の音を含むものと取り除いたものの2種類が掲載されています。多分、風の音だと思うのですがなかなか興味深いです。

参照:NASA’s Mars Perseverance Rover Provides Front-Row Seat to Landing, First Audio Recording of Red Planet 2021.02.23/NASA

| | コメント (0)

2021.01.08

地球科学入門 地球の観察 地質・地形・地球史を読み解く/平 朝彦・海洋研究開発機構

この本は、海洋地質学や地球史が専門の平 朝彦さんと海洋及び地球に関する研究・開発をする海洋研究開発機構(JAMSTEC)が地球科学の入門書としてまとめられたものです。入門書といっても内容はかなり専門的ですが...

JAMSTECの有人潜水調査船「しんかい6500」や地球深部探査船「ちきゅう」などによって、調査された結果などが図や写真をふんだんに使って視覚的に表されています。

また、別冊のや用語解説、追加説明にQRコードによりネットなどを参照でき情報量が豊富です。

1. 地球を眺める 海洋底と大陸の大地形 2. 海底の世界 3. 地層のでき方 4. 火山の脅威 5. プレートの沈み込みと付加体の形成 6. 地質学的に見た東北地方太平洋沖地震・津波 7. 地球史と日本列島の誕生 8. 海洋・地球を調べる と、どれも興味深い8章にわかれています。

とても面白い一冊です。 

本地球科学入門 地球の観察 地質・地形・地球史を読み解く
平 朝彦(Taira Asahiko)・国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)
講談社/2020

書籍の紹介一覧 B0159

-----
Amazon.co.jp アソシエイト

| | コメント (0)

2020.10.27

太陽光のあたる月面に水があることをNASAが確認

太陽光のあたる月面に水分子 H2Oが確認されたとアメリカ航空宇宙局(NASA)が発表しました。

大気がほとんどない月の太陽光があたる部分で、水が宇宙に放出されず残っているのは不思議です。

もっとも、土壌に封じ込められた水の量はサハラ砂漠の1/100、100~412ppmと少量で、取り出す方法もわからないとのことです。

ただ、将来、月面で人が暮らす時、土壌中の水の利用に期待が持てます。

その水分子が見つかったのはクラビウス・クレーターで、ステラナビゲータで調べると月の下のほうにあります。

今夜は空が澄んで月齢10.7の月が南の空に輝いています。さすがに300mmの望遠レンズではクレーターまでは写らないけれど...

20102702
・ 月齢 10.7の月 2020.10.27 20:56 静岡市葵区平野部 南の空

20102701
・ ステラナビゲータによるクラビウス・クレーターの位置 2020.10.27


・  SOFIA Discovers Water on a Sunlit Surface of the Moon/NASA's Ames Research Center

参照:NASA’s SOFIA Discovers Water on Sunlit Surface of Moon 2020.10.27/NASA

| | コメント (0)

2020.08.07

小笠原・西之島が最終的にカルデラ噴火により沈んでしますかも

火山噴火が再び活発になり成長を続けている小笠原・西之島の今後について、海洋研究開発機構(JAMSTIC)のサイトに「西之島の今後の活動を注視する」というコラムが掲載されていました。

これは、現在は安山岩マグマの噴出で島が拡大しているものの、今後、玄武岩マグマが注入しカルデラ噴火を起こし海底カルデラになる可能性もあるとのことです。

実際に伊豆小笠原弧のうち伊豆弧には9個の海底カルデラがあるんですね。

200807
図2. 伊豆小笠原弧の火山島と海底火山。北緯30度以北の伊豆弧には黒瀬、明神海丘、明神礁、スミスカルデラなどのカルデラが9個存在する。 
【コラム】西之島の今後の活動を注視する/JAMSTICから画像引用
※ 画僧をクリックすると、別ウインドウで拡大表示します。

果たして、西之島の今後はどうなるのでしょう?

参照:西之島の今後の活動を注視する 2020.08.06/JAMSTIC

| | コメント (0)

より以前の記事一覧