カテゴリー「音楽」の321件の記事

2017.12.07

「上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ LIVE IN JAPAN TOUR 2017」を聴いてきました

今夜、静岡市民文化会館で上原ひろみとエドマール・カスタネーダのライブを聴いてきました。

上原のライブは、昨年の清水のトリオ・ザ・プロジェクト、今年の静岡の矢野顕子とのデュオ、そして今回と幸運にもこの1年で3回聴くことができました。
静岡のような地方都市で上原のライブが聴けるなんて、やはり彼女が浜松出身であることが大きいのでしょうね。
今回の「LIVE IN JAPAN TOUR 2017」も静岡以外は、東京、名古屋、大阪、神戸、福岡と大都市です。

「上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ LIVE IN JAPAN TOUR 2017」のチラシから抜粋
・ 「上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ LIVE IN JAPAN TOUR 2017」のチラシから抜粋

演奏は凄いの一言に尽きます。

基本的には、先にリリースされた「ライヴ・イン・モントリオール」と似た選曲です。

ただ、モントリオールのライブよりも一曲一曲の密度が濃かったように感じました。

特に「空」「大地」「水」「火」の組曲「THE ELEMENTS」、中でも「火」は上原とカスタネーダの激しいソロの応酬が3度もあり、唖然! これは、モントリオールライブにはなかったもので、上原とカスタネーダに感謝です。

すばらしいライブを歩いて行ける距離の会場で聴けるなんて最高です。

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2017.11.23

小澤征爾さんと、音楽について話をする/村上春樹 小澤征爾

発売当初に購入したもののずいぶん長い間積んでおいて、ようやく読み終えました。
なんでもっと早く読まなかったんだと思うほど面白かった。

「小澤征爾さんと、音楽について話をする」は、2010年冬から'11年夏にかけて療養中の小沢征爾に対する6回にわたる村上春樹のロングインタビューをまとめたものです。

小沢があとがきに「音楽好きの友人はたくさん居るけれど、春樹さんはまあ云ってみれば、正気の範囲をはるかに越えている。」と記すように、村上の豊富でマニアックな知識と感性で行うインタビューは、長期療養中の小沢を刺激したようで、実に興味深く面白く読めます。

インタビューというより小沢と村上の対話です。

バーンスタイン、カラヤン、ボストン、サイトウ・キネン..... 小澤が深く関わった指揮者、演奏家、オーケストラをとおして、小澤の音楽が語られます。

特に面白かったのはマーラーについての対談です。
マーラーの交響曲は、様々なものが一緒に出てくる脈絡のなさというか、難しく聴くのに骨が折れます。そんなわけで、僕は何枚かマーラーのCDやLPを持っていますが、ずいぶん久しく聴いていません。

小澤は楽譜を深く深く読み込むそうです。そして、自らの思いよりも音楽を音楽として捉えているのだと。
そうかと思い、このところマーラーを聴くようになりました。

また、この本の中で語られた楽曲について3枚組のCDが出ていて、あわせて聴くととても興味深いです。

音楽について村上は他にも書いているし、彼の小説中にも描かれていますが、村上の文章は音楽を聴ききたくなります。

 「小澤征爾さんと、音楽について話をする」と「『小澤征爾さんと、音楽について話をする』で聴いたクラシック」
・ 「小澤征爾さんと、音楽について話をする」と「『小澤征爾さんと、音楽について話をする』で聴いたクラシック」

本小澤征爾さんと、音楽について話をする
村上春樹 (Murakami Haruki) 小澤征爾 (Ozawa Seiji)/新潮社/2011

書籍の紹介一覧 B0149

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小澤征爾さんと、音楽について話をする
小澤 征爾, 村上 春樹
新潮社 ( 2011-11-30 )
ISBN: 9784103534280

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2017.11.03

今日はレコードの日

今日は11月3日、文化の日で、レコードの日でもあります。

レコードの日とは、レコードのプレス会社の東洋化成株式会社が定めた記念日です。今年になって初めて知りました。
今年で3年目を迎えるそうで、まだ制定されて日が浅いんですね。

LPやEPがCDに換わり(今ではネット配信)、一時期、レコードは絶滅危惧状態だったのですが、最近になってアナログのあいまいさが見直されたのか復活の兆しがあるそうです。
確かにCDと併せてレコードも発売されるケースがあるものね。

今日はレコードの日

レコードは針を落とすまでに、針や盤面のゴミを掃除したり、A面からB面にひっくり返したり、段取りが面倒くさいのだけど、それもあわせて良さを感じる人がでてきたのかもしれません。

そういえばナイアガラ・トライアングル(大瀧詠一、杉真理、佐野元春)に「A面で恋をして」という曲があったっけ。
A面・B面も死語に近いんだろうな。

A面で微笑んで
ドーナツ盤の上で
クルクル踊るよジルバ
A面で恋をして/松本隆

ドーナツ盤も死語ですね ^^;

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2017.10.20

上原ひろみとエドマール・カスタネーダのデュオが静岡にやってくる

2017年12月7日(木) 静岡市民文化会館に上原ひろみとエドマール・カスタネーダのデュオがやってきます。
ピアノとハープのデュオ、楽しみですが、応募したチケットが取れるかな?

上原は昨年、トリオ・ザ・プロジェクトで清水に、今年、矢野顕子とのデュオで静岡にやってきました。
片田舎の静岡に立て続けにやってくるのは、上原が浜松出身ということが関係しているのかな?
そういえば、矢野とのコンサートでは来場したおばあさまを紹介していました。

LIVE IN MONTREAL/HIROMI & EDMAR CASTANEDA
・ LIVE IN MONTREAL/HIROMI & EDMAR CASTANEDA

関連エントリー:ライヴ・イン・モントリオール/上原ひろみ エドマール・カスタネーダ 2017.10.06

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2017.10.11

ロジャー・ウォータースとデヴィット・ギルモア

帰宅したら予約注文しておいたデヴィット・ギルモアの「ライヴ・アット・ポンペイ」が届いていました。

6月にはロジャー・ウォータースが25年振りにオリジナルアルバム「イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウオント?」をリリースしたし、ピンク・フロイドのメンバーだった2人の作品が立て続けに発売されました。

is this the life we really want?'/Roger Waters(左)と'LIVE AT POMEII'/Dvid Gilmour
・ 'is this the life we really want?'/Roger Waters(左)と'LIVE AT POMEII'/Dvid Gilmour

ギルモアの「ライヴ・アット・ポンペイ」と聞いて、フロイドのポンペイ・ライブを連想してしまいますが、当時はギルモアとドラムスのニック・メイスンが全面に出ていたし、ギルモアのギターは尖って神経質な音だったと感じます。

以降、アルバムを重ねるごとにウォータスの色が強くなってきて、1983年にリリースされた「ファイナル・カット」を最後にウォータスはフロイドを脱退していまいます。

ウォータスとギルモアの確執が修復不可能になってしまったのだけど、その過程における2人の関係がまさにピンク・フロイドの世界を形造っていたんだと思います。

ウォータスの憂鬱と憤りをギルモアの甘美なギターが、壮大な物語にしていたものね。

ウォータスの新作「イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウオント?」はタイトルどおり、僕らに「今の世界は、本当に僕らが望んだものなのか」を問いかけますが、そこにギルモアのギターがあったらと思ってしまいす。

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2017.10.06

ライヴ・イン・モントリオール/上原ひろみ エドマール・カスタネーダ

最初にこのアルバムの発売を知ったとき、上原ひろみのピアノとハープのデュオ?と思いました。
ハープの優雅な響きと上原のアグレッシブなピアノの組合せが想像できなくて。それにエドマール・カスターネーダも知らなかったし。

果たして僕のハープに対する先入観を裏切るパワフルな演奏です。ハープってこんな弾き方でこんな音が出せるんですね。

「FOR JACO」は、ベースの概念を変えたジャコ・パストリアスのオマージュで、ジャコの音をハープで聴けます。

「THE ELEMENTS」は、「空」「大地」「水」「火」の組曲で美しい演奏が聴けます。

デュオは、ふたりの感性の会話が緊張感の中に表現されて、スリリングで好きなアルバムがいくつかあります。たとえば、チャーリー・ヘイデンとパット・メセニーの「ミズーリの空高く」とかビル・エヴァンスとジム・ホールの「アンダーカレント」とか。上原も矢野顕子との素敵なアルバムがあります。

「ライヴ・イン・モントリオール」も素敵なデュオ作品のひとつです。

それと、上原はコンサートでピアノの弦を直接弾くパフォーマンスをします。その音がカスタネーダのハープの響きと似ているなあと感じました。
ピアノとハープは実は似た楽器なんですね。

LP/CDLIVE IN MONTREAL
上原ひろみ(p) Edmar Castaneda(harp)
上原ひろみ Edmar Castaneda/TELARC/2017

[CD]
01. A HARP IN NEW YORK
02. FOR JACO
03. MOONLIGHT SUNSHINE
04. CANTINA BAND
THE ELEMENTS
-05. AIR
-06. EARTH
-07. WATER
-08. FIRE
09. LIBERTANGO
[DVD]
01. THE ELEMENTS "FIRE" - Live Clip
02. HAZE - Live Clip
03. CANADIAN TOUR DOCUMENTARY AND INTERVIEWS

・ LP・CDの紹介一覧 M0182

・ MediaMarker

【早期購入特典あり】ライヴ・イン・モントリオール(初回限定盤)(DVD付)【特典:ボールペン】
上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ
Universal Music =music= ( 2017-09-20 )

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2017.09.28

ラウンド・アバウト・ミッドナイト/マイルス・デイビス

今日、9月28日はマイルス・デイビスの命日。ということで、マイルスの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」を聴いています。

アルバムタイトルになっている「ラウンド・ミッドナイト」は、セロニアス・モンクの作品ですが、マイルスが演ずるとモンクとは違って洗練された夜の香りがします。僕はどちらの演奏も好きですが...

「ラウンド・ミッドナイト」が収録されたマイルス・デイビスの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」とセロニアス・モンクの<br />
「セロニアス・ヒムセルフ」
・ 「ラウンド・ミッドナイト」が収録されたマイルス・デイビスの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」とセロニアス・モンクの「セロニアス・ヒムセルフ」

また、このアルバムでは、まだ完成されていないジョン・コルトレーンのテナー・サキソフォンが聴かれます。
そして、リズムはレッド・ガーランドのピアノ、ポール・チェンバースのベース、フィリー・ジョー・ジョーンスのドラムスと最高の3人です。

LP/CD’ROUND ABOUT MIDNIGHT
Miles Davis(tp) Johon Coltrane(ts) Red Garland(p) Paul Chambers(b) Philly Joe Jones(ds)
Miles Davis/CBS/1956

01. 'Round Midnight
02. Ah-Leu-Cha
03. All Of You
04. Bye Bye Blackbird
05. Tadd's Delight
06. Dear Old Stockholm

・ LP・CDの紹介一覧 M0181

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2017.09.21

Jaco forever

ジャコ・パストリアスのFacebookで、今日がジャコの命日だったことを思い出しました。

Jaco Pastorius の Facebookから画像引用
・ Jaco Pastorius の Facebookから画像引用

僕がジャコの演奏を初めて耳にしたのは、3代目のベーシストとして参加したウェザー・リポートの「ブラック・マーケット」や「バード・ランド」の演奏です。

正確なリズムと独特なハーモニーは、これまでのベースとは違っていたし、ジャコが参加することによってウェザー・リポートの音楽も変わったと感じました。

ジャコのファーストアルバム「ジャコ・パストリアス」とセカンドアルバム「ワード・オブ・マウス」は、テクニックの凄さ以上に、音楽性の高さを感じる作品です。

ジャコ・パストリアスの「Word of Mouth」(1981)(左)と「Jaco Pastorius」(1976)
・ ジャコ・パストリアスの「Word of Mouth」(1981)(左)と「Jaco Pastorius」(1976)

関連エントリー:ワード・オブ・マウス/ジャコ・パストリアス 2005.01.27

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2017.09.05

おせっかい/ピンク・フロイド

10月にピンク・フロイドのメンバーだったデヴィッド・ギルモアが、ライブ盤「ライヴ・アット・ポンペイ」をリリースします。

ギルモアとポンペイで思い出したのが、ピンク・フロイドの1971年のアルバム「Meddle(邦題:おせっかい)」です。

「おせっかい」は「ATOM HEART MOTHER(原子心母)」と「The Dark Side of the Moon(狂気)」の間にリリースされ、フロイドがメジャーになっていく時期のアルバムです。
特にB面すべてを使った「エコーズ」はコンセプトを全面にだすその後のフロイドそのものです。ただ、4人のプレイヤーとしての役割が比較的わかりやすく、バンドとしても聴かせます。

「エコーズ」は、YouTubeに1972年のポンペイでのライブビデオもアップロードされていました。

関連エントリー
原子心母/ピンク・フロイド 2004.07.05
ピンク・フロイド「エコーズ」のミュージック・ビデオ 2015.08.07

Meddle/pink floyd
・ Meddle/pink floyd

LP・CDの紹介一覧 M0180

LP/CDMeddle
Devid Gilmour,Nick Mason,Roger Waters,Richard Wright
pink floyd/Pink Floyd Records/1971

Side A
01. One of These Days
02. A Pillow of Wind
03. Fearless
04. Tropez
05. Seamus
Side B
01. Echoes

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Meddle [Analog]
Pink Floyd
Pink Floyd Records ( 2016-09-29 )

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2017.07.13

DANCING古事記/山下洋輔トリオ

まさにジャズというアルバムです。そこには、思惑も考えもなく、やりたいようにやる、その緊張感がすごいのです。

「DANCING古事記」は、田原総一朗の企画のドキュメンタリーでテレビ東京が制作したフィルムから、麿 赤児によりレーコード化されたものです。

1969年夏、学生に占拠された早稲田大学で、反戦連合の学生たちが革マルが占拠している大隈講堂からスタインウェイのピアノを民生の支配下にある教室に持ち込み、そこで山下洋輔トリオが演奏をする。そして反戦連合と民生や革マルの騒乱になり、その一部始終をテレビに収めるという企画です。

当時、病気療養から明けた山下は、森山威男と中村誠一でトリオを結成し、新たな表現を模索しているところでした。

ヘルメットとゲバ棒に囲まれ、何が起こるかわからない状況での演奏は緊張感がありスリリングです。中村のソプラノサキソフォンは美しくもあります。

山下と相倉久人との対談集「ジャズに証言」(新潮新書)で、山下が言っていますが、反対派の学生も「今日だけは聴かせろ」となって後ろの方で一緒に聴いていたそうです。

田原の思惑にトリオの演奏が優ったということです。

・ LP・CDの紹介一覧 M0179

LP/CDDANCING古事記
山下洋輔(p) 森山威男(ds) 中村誠一(ss)
山下洋輔(Yamashita Yosuke)トリオ/SUPER FUJI DISCS/1969

ライブ:早稲田大学本部キャンパス8号館地下1階 1969.07
01. アジテーション
02. テーマ
03. 木喰

・ MediaMarker

DANCING古事記
山下洋輔トリオ
SUPER FUJI DISCS ( 2013-05-07 )

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