カテゴリー「音楽」の317件の記事

2017.10.11

ロジャー・ウォータースとデヴィット・ギルモア

帰宅したら予約注文しておいたデヴィット・ギルモアの「ライヴ・アット・ポンペイ」が届いていました。

6月にはロジャー・ウォータースが25年振りにオリジナルアルバム「イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウオント?」をリリースしたし、ピンク・フロイドのメンバーだった2人の作品が立て続けに発売されました。

is this the life we really want?'/Roger Waters(左)と'LIVE AT POMEII'/Dvid Gilmour
・ 'is this the life we really want?'/Roger Waters(左)と'LIVE AT POMEII'/Dvid Gilmour

ギルモアの「ライヴ・アット・ポンペイ」と聞いて、フロイドのポンペイ・ライブを連想してしまいますが、当時はギルモアとドラムスのニック・メイスンが全面に出ていたし、ギルモアのギターは尖って神経質な音だったと感じます。

以降、アルバムを重ねるごとにウォータスの色が強くなってきて、1983年にリリースされた「ファイナル・カット」を最後にウォータスはフロイドを脱退していまいます。

ウォータスとギルモアの確執が修復不可能になってしまったのだけど、その過程における2人の関係がまさにピンク・フロイドの世界を形造っていたんだと思います。

ウォータスの憂鬱と憤りをギルモアの甘美なギターが、壮大な物語にしていたものね。

ウォータスの新作「イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウオント?」はタイトルどおり、僕らに「今の世界は、本当に僕らが望んだものなのか」を問いかけますが、そこにギルモアのギターがあったらと思ってしまいす。

・ MediaMarker


-----

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.10.06

ライヴ・イン・モントリオール/上原ひろみ エドマール・カスタネーダ

最初にこのアルバムの発売を知ったとき、上原ひろみのピアノとハープのデュオ?と思いました。
ハープの優雅な響きと上原のアグレッシブなピアノの組合せが想像できなくて。それにエドマール・カスターネーダも知らなかったし。

果たして僕のハープに対する先入観を裏切るパワフルな演奏です。ハープってこんな弾き方でこんな音が出せるんですね。

「FOR JACO」は、ベースの概念を変えたジャコ・パストリアスのオマージュで、ジャコの音をハープで聴けます。

「THE ELEMENTS」は、「空」「大地」「水」「火」の組曲で美しい演奏が聴けます。

デュオは、ふたりの感性の会話が緊張感の中に表現されて、スリリングで好きなアルバムがいくつかあります。たとえば、チャーリー・ヘイデンとパット・メセニーの「ミズーリの空高く」とかビル・エヴァンスとジム・ホールの「アンダーカレント」とか。上原も矢野顕子との素敵なアルバムがあります。

「ライヴ・イン・モントリオール」も素敵なデュオ作品のひとつです。

それと、上原はコンサートでピアノの弦を直接弾くパフォーマンスをします。その音がカスタネーダのハープの響きと似ているなあと感じました。
ピアノとハープは実は似た楽器なんですね。

LP/CDLIVE IN MONTREAL
上原ひろみ(p) Edmar Castaneda(harp)
上原ひろみ Edmar Castaneda/TELARC/2017

[CD]
01. A HARP IN NEW YORK
02. FOR JACO
03. MOONLIGHT SUNSHINE
04. CANTINA BAND
THE ELEMENTS
-05. AIR
-06. EARTH
-07. WATER
-08. FIRE
09. LIBERTANGO
[DVD]
01. THE ELEMENTS "FIRE" - Live Clip
02. HAZE - Live Clip
03. CANADIAN TOUR DOCUMENTARY AND INTERVIEWS

・ LP・CDの紹介一覧 M0182

・ MediaMarker

【早期購入特典あり】ライヴ・イン・モントリオール(初回限定盤)(DVD付)【特典:ボールペン】
上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ
Universal Music =music= ( 2017-09-20 )

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.09.28

ラウンド・アバウト・ミッドナイト/マイルス・デイビス

今日、9月28日はマイルス・デイビスの命日。ということで、マイルスの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」を聴いています。

アルバムタイトルになっている「ラウンド・ミッドナイト」は、セロニアス・モンクの作品ですが、マイルスが演ずるとモンクとは違って洗練された夜の香りがします。僕はどちらの演奏も好きですが...

「ラウンド・ミッドナイト」が収録されたマイルス・デイビスの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」とセロニアス・モンクの<br />
「セロニアス・ヒムセルフ」
・ 「ラウンド・ミッドナイト」が収録されたマイルス・デイビスの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」とセロニアス・モンクの「セロニアス・ヒムセルフ」

また、このアルバムでは、まだ完成されていないジョン・コルトレーンのテナー・サキソフォンが聴かれます。
そして、リズムはレッド・ガーランドのピアノ、ポール・チェンバースのベース、フィリー・ジョー・ジョーンスのドラムスと最高の3人です。

LP/CD’ROUND ABOUT MIDNIGHT
Miles Davis(tp) Johon Coltrane(ts) Red Garland(p) Paul Chambers(b) Philly Joe Jones(ds)
Miles Davis/CBS/1956

01. 'Round Midnight
02. Ah-Leu-Cha
03. All Of You
04. Bye Bye Blackbird
05. Tadd's Delight
06. Dear Old Stockholm

・ LP・CDの紹介一覧 M0181

・ MediaMarker

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.09.21

Jaco forever

ジャコ・パストリアスのFacebookで、今日がジャコの命日だったことを思い出しました。

Jaco Pastorius の Facebookから画像引用
・ Jaco Pastorius の Facebookから画像引用

僕がジャコの演奏を初めて耳にしたのは、3代目のベーシストとして参加したウェザー・リポートの「ブラック・マーケット」や「バード・ランド」の演奏です。

正確なリズムと独特なハーモニーは、これまでのベースとは違っていたし、ジャコが参加することによってウェザー・リポートの音楽も変わったと感じました。

ジャコのファーストアルバム「ジャコ・パストリアス」とセカンドアルバム「ワード・オブ・マウス」は、テクニックの凄さ以上に、音楽性の高さを感じる作品です。

ジャコ・パストリアスの「Word of Mouth」(1981)(左)と「Jaco Pastorius」(1976)
・ ジャコ・パストリアスの「Word of Mouth」(1981)(左)と「Jaco Pastorius」(1976)

関連エントリー:ワード・オブ・マウス/ジャコ・パストリアス 2005.01.27

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.09.05

おせっかい/ピンク・フロイド

10月にピンク・フロイドのメンバーだったデヴィッド・ギルモアが、ライブ盤「ライヴ・アット・ポンペイ」をリリースします。

ギルモアとポンペイで思い出したのが、ピンク・フロイドの1971年のアルバム「Meddle(邦題:おせっかい)」です。

「おせっかい」は「ATOM HEART MOTHER(原子心母)」と「The Dark Side of the Moon(狂気)」の間にリリースされ、フロイドがメジャーになっていく時期のアルバムです。
特にB面すべてを使った「エコーズ」はコンセプトを全面にだすその後のフロイドそのものです。ただ、4人のプレイヤーとしての役割が比較的わかりやすく、バンドとしても聴かせます。

「エコーズ」は、YouTubeに1972年のポンペイでのライブビデオもアップロードされていました。

関連エントリー
原子心母/ピンク・フロイド 2004.07.05
ピンク・フロイド「エコーズ」のミュージック・ビデオ 2015.08.07

Meddle/pink floyd
・ Meddle/pink floyd

LP・CDの紹介一覧 M0180

LP/CDMeddle
Devid Gilmour,Nick Mason,Roger Waters,Richard Wright
pink floyd/Pink Floyd Records/1971

Side A
01. One of These Days
02. A Pillow of Wind
03. Fearless
04. Tropez
05. Seamus
Side B
01. Echoes

・ MediaMarker

Meddle [Analog]
Pink Floyd
Pink Floyd Records ( 2016-09-29 )

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.07.13

DANCING古事記/山下洋輔トリオ

まさにジャズというアルバムです。そこには、思惑も考えもなく、やりたいようにやる、その緊張感がすごいのです。

「DANCING古事記」は、田原総一朗の企画のドキュメンタリーでテレビ東京が制作したフィルムから、麿 赤児によりレーコード化されたものです。

1969年夏、学生に占拠された早稲田大学で、反戦連合の学生たちが革マルが占拠している大隈講堂からスタインウェイのピアノを民生の支配下にある教室に持ち込み、そこで山下洋輔トリオが演奏をする。そして反戦連合と民生や革マルの騒乱になり、その一部始終をテレビに収めるという企画です。

当時、病気療養から明けた山下は、森山威男と中村誠一でトリオを結成し、新たな表現を模索しているところでした。

ヘルメットとゲバ棒に囲まれ、何が起こるかわからない状況での演奏は緊張感がありスリリングです。中村のソプラノサキソフォンは美しくもあります。

山下と相倉久人との対談集「ジャズに証言」(新潮新書)で、山下が言っていますが、反対派の学生も「今日だけは聴かせろ」となって後ろの方で一緒に聴いていたそうです。

田原の思惑にトリオの演奏が優ったということです。

・ LP・CDの紹介一覧 M0179

LP/CDDANCING古事記
山下洋輔(p) 森山威男(ds) 中村誠一(ss)
山下洋輔(Yamashita Yosuke)トリオ/SUPER FUJI DISCS/1969

ライブ:早稲田大学本部キャンパス8号館地下1階 1969.07
01. アジテーション
02. テーマ
03. 木喰

・ MediaMarker

DANCING古事記
山下洋輔トリオ
SUPER FUJI DISCS ( 2013-05-07 )

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.06.29

ソニーがレコードの自主生産を再開するそうです

ソニーがアナログレコードの需要拡大にともない30年ぶりに生産を再開するそうです。毎日新聞が報じていました。

確かにこのところCDの発売とあわせてLPも発売されるケースが増えてきていると思います。

最近リリースされたロジャー・ウォーターズの新譜「Is This the Life We Really Want?」もCDとLPの両方が発売されました。
僕は基本的にCDで買います。(アナログ盤は高い ^^;) ただ、アナログで聴きたい作品はLPも買うことがあります。

Roger Watersの新譜「Is This the Life We Really Want?」のLPとCD
・ Roger Watersの新譜「Is This the Life We Really Want?」のLPとCD

アナログレコードは、昔LPやEP盤に親しんだ世代だけでなく、若い世代にも人気が広がっているそうです。

レコードはCDに比べて取り扱いが面倒ですが、その面倒くささとアナログ特有の柔らかい音が若い世代にうけているのかなあ?

引用文ソニー レコードの自社生産再開 需要拡大で30年ぶり
ソニーは29日、レコードの自社生産を約30年ぶりに再開すると明らかにした。レコードを聴いて育った世代だけでなく、若い年代にも人気が広がり需要が増えてきているため。子会社のソニー・ミュージックエンタテインメントが本年度中に静岡県の製造工場で生産を始める。
CDの普及により、1989年に量産を終了しており、その後の生産は、国内で唯一とされるレコード製造会社の東洋化成(東京)や海外企業に委託していた。
今年2月に、東京都内のスタジオにレコード収録用の機材を導入しており、収録から製造までを担う。自社製品としてだけでなく、他社からの発注も受け、量産する予定だ。
2017/06/29/毎日新聞

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.06.19

ソング・フォー・マイ・ファーザー/ホレス・シルヴァー

昨日は父の日ということで、ホレス・シルヴァーの「ソング・フォー・マイ・ファーザー」です ^^;

このアルバムは、ホレス・シルヴァー・クインテットの作品ですが、A面とB面の3曲目が1963年、他の4曲が'64年の録音で、シルヴァー以外のメンバーがすべて入れ替わっています。

マイナーコードの曲が多いにもからわらずどこか明るい演奏になっており、ファンキージャズを代表する1枚です。

ちなみにジャケットの葉巻をくわえた男性はシルヴァーの父親です。

SONG FOR MY FATHER/The Horace Silver Quintet
・ SONG FOR MY FATHER/The Horace Silver Quintet

LP/CDSONG FOR MY FATHER (CANTIGA PARA MEU PAI)
Horace Silver(p)/A-01,02 B-01,02 Carmell Jones(tp) Joe Henderson(ts) Teddy Smith(b) Roger Humphries(ds)/A-03 B-03 Blue Mitchell(tp) Junior Cook(ts) Gene Taylor(b) Roy Brooks(ds)
The Horace Silver Quintet/BLUE NOTE/1964

Side A
01. Song For My Father
02. The Natives Are Restless Tonight]
03. Calcutta Cutie
Side B
01. Que Pasa
02. The Kicker
03. Lonely Woman

・ LP・CDの紹介一覧 M0178

・ MediaMarker

ソング・フォー・マイ・ファーザー+4
ホレス・シルヴァー
ユニバーサル ミュージック ( 2016-12-13 )

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.06.06

センチメンタル/山下洋輔

ヨーロッパでは名の知れた山下洋輔は、1985年夏に初めてアメリカに演奏旅行に行きました。
それは、ニューオリンズ→セントルイス→カンザスシティ→シカゴ→ニューヨークとジャズの歴史をたどる旅行ですが、正式な公演は4回で、残りの18回はジャズクラブに乱入して地元のミュージシャンとセッションをするというハチャメチャなものです。

この様子は彼のエッセイ「アメリカ乱入事始め」にまとめられています。彼のエッセイはどれも面白く、「アメリカ乱入事始め」も乱痴気の中に知性を感じます。

「センチメンタル」は旅の最後、ニューヨークでスタジオ録音したものです。

ジャズのスタンダードからクラッシックまで、山下のソロピアノが楽しめます。

彼のピアノの多くは暴力的で激しい(ピアノの弦を切ったり鍵盤を肘打ちで弾くこともあるので、出入り禁止のホールもあるとか ^^;)ものですが、一方で学術肌の人でジャズをはじめとした音楽の研究に熱心な知的な面もあわせ持っています。

「センチメンタル」は、オーソドックスで端正な演奏(山下としてはです)が多く、こちらの体力と気力が十分でなくても聴けます ^^;

ジャズの本場、ネイティブなミュージシャンと渡り合った後、自分自身と向きあったソロピアノだと思うと、意味深長です。

CD「センチメンタル」と書籍「アメリカ乱入事始め」/山下洋輔
・ CD「センチメンタル」と書籍「アメリカ乱入事始め」/山下洋輔

関連エントリー:アメリカ乱入事始め/山下洋輔 2005.01.06

・ LP・CDの紹介一覧 M0177

LP/CDSENTIMENTAL
山下洋輔(p)
山下洋輔(Yamashita Yosuke)/Kitty Record's/1985

01. OVER THE RAINBOW
02. MY ONE AND ONLY LOVE
03. HUMORESQUE
04. AUTUMN LEAVES
05. TRAUMEREI
06. STARDUST
07. SUMMERTIME
08. TEA FOR TWO
09. BOLERO
10. SECRET LOVE
11. PIANO CONCERT NO.2(3rd Mov.) - S. Rachmaninov
12. P.S. I LOVE YOU
13. GOOD BYE

・ MediaMarker

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.06.01

ユニクロの「アウト・トゥ・ランチ」のTシャツ

ユニクロは時々、LPやCDのジャケットをあしらったコラボレーションTシャツを販売します。

これが持っているLPやCDだったりすると、ユニクロの販売戦略だとわかっていながら、買ってしまいます ^^;

これまでも、キース・ジャレットの「メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユー」や「スタンダーズ・ライブ」、チック・コリアの「リターン・トゥ・フォーエヴァー」、パット・メセニーの「オフ・ランプ」、マイルス・デイヴィスの「ウォーキン」などを買って楽しんでいます。

今回、発売され買ったのは、エリック・ドルフィーの「アウト・トゥ・ランチ」!

'OUT TO LUNCH!'のシャツとCD
・ 'OUT TO LUNCH!'のシャツとCD

「アウト・トゥ・ランチ」は、これまで買った中で、もっともポップでないアルバムです。Tシャツというオープンな雰囲気とはかけ離れたシリアスな内容です。

このアルバムは、ドルフィーが1964年夏、演奏旅行中のベルリンで急逝(享年36歳)する直前にスタジオ録音されました。

ドルフィーは、フリージャズに分類されたりもするアドリブによる激しい演奏をします。
ただ、「アウト・トゥ・ランチ」はさらにシュールレアリズムを感じます。彼の吹く独特のバスクラリネットやフルートがそう感じさせるのだろうか。

ユニクロは次は何とコラボするのか楽しみです。

関連エントリー
ECMとユニクロのコラボレーションTシャツ 2006.08.02
「リターン・トゥ・フォーエヴァー」のLPとユニクロTシャツ 2007.05.13
「スタンダーズ・ライブ」のユニクロTシャツ 2007.07.22
「オフランプ」のユニクロTシャツ 2007.08.22
「ウォーキン」のユニクロのTシャツ 2012.05.30

・ MediaMarker

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧