カテゴリー「書籍・雑誌」の231件の記事

2018.06.15

錯覚の科学/クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ

「錯覚の科学」は、「注意」「記憶」「自信」「知識」「原因」「可能性」の6つの視点から、ヒトが逃れられない錯覚について書かれた本です。

それぞれが、実験結果をもとに何故錯覚を起こすのかが述べられているので、面白く読めます。

脳は、刻一刻と変化しインプットされる大量の情報を処理しきれないので、これまでの経験や知識をもとにしたアルゴリズムで処理するため錯覚が起こるということだろうか。

6つの錯覚のサブタイトルがその錯覚をよく表しています。
・ 注意の錯覚:えひめ丸はなせ沈没したのか?
・ 記憶の錯覚:捏造された「ヒラリーの戦場体験」
・ 自信の錯覚:冤罪証言はこうして作られた
・ 知識の錯覚:リーマンショックを招いた投資家の誤算
・ 原因の錯覚:俗説、デマゴーグ、そして陰謀論
・ 可能性の錯覚:自己啓発、サブリミナル効果のウソ

錯覚の怖いところは、錯覚していることに本人は気がついていないところだけど...

下のビデオは、バスケの試合に乱入したゴリラに気がつかない注意の錯覚を紹介した「見えないゴリラ」です。


The Invisible Gorilla (featuring Daniel Simons) - Regional EMMY Winning Video

本錯覚の科学 (The Invisible Gorilaa and other ways our intuitions deceive us)
Christopher Chabris,Daniel Simons/木村博江 (Kimura Hiroe)(訳)/文藝春秋 (文春文庫)/2014

書籍の紹介一覧 B0151

・ MediaMarker

錯覚の科学 (文春文庫)
クリストファー チャブリス, ダニエル シモンズ
文藝春秋 ( 2014-08-06 )
ISBN: 9784167901769

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2018.05.19

ふじのくに防災学講座「富士山はどうしてそこにあるのか」を聴講しました

静岡県地震防災センター主催の第107回ふじのくに防災学講座「富士山はどうしてそこにあるのか」を聴講してきました。
以前、今回の講師の首都大学東京の名誉教授 山崎晴雄さんの「富士山はどうしてそこにあるのか - 日本列島の成り立ち」(NHK出版 2015)を読み面白かったこともあり、聴きにいきました。

富士山はどうしてそこにあるのか/山崎晴雄と防災学講座のテキス
・ 富士山はどうしてそこにあるのか/山崎晴雄と防災学講座のテキスト

田貫湖から望む富士山 2015.12.07
・ 田貫湖から望む富士山 2015.12.07

富士山は僕が言うまでもなくなだらかなすそのを持った美しい独立峰で日本を象徴する山です。
また、その成り立ちも太平洋、フィリピン海、ユーラシアプレートのダイナミックな運動の中心にある山です。

今回の講座でそうなんだと思ったのは、富士山の噴火の原因のマグマは、太平洋プレート由来だということです。
富士山はフィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込んだ先にあるので、フィリピン海プレート由来だと思っていましたが、フィリピン海プレートの下に沈み込んだ太平洋プレート由来で、フィリピン海プレート、ユーラシアプレートを突き抜けて噴火、形成されたのが富士山だそうです。

東日本の火山帯と伊豆・小笠原の火山帯を分けて考えていたけれど、日本海溝-伊豆・小笠原海溝を作った太平洋プレート由来の一連の火山帯(火山フロント)なんだ。

それと面白かったのは、御殿場の東富士演習場付近には、1707年の宝永噴火以前に作られた畑の畝が地層として残っていたとです。
畝は、畑をかまぼこ状にすこし高くして作物を栽培する方法です。その畝に宝永噴火で噴出したスコリアや火山灰が積もったかまぼこ状の地層の写真が紹介されました。ただ、残念なことに開発によってその地層は現在ではないそうです。残っていれば見に行きたかった。

富士山は度重なる噴火によって現在の美しい姿を現していますが、これからも噴火によって形を変えていくのだろうから、僕はとてもいい時代の富士山を見ているのです。

それと、NHK出版の「 富士山はどうしてそこにあるのか」は、ラジオ用のテキストとして出版されたため雑誌扱いで再版は難しいそうです。一般向けの面白い本なのでもったいないような気がします。

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2018.04.05

OSAKA-KANSAI/JAPAN EXPO2025

東海道新幹線のデッキに「EXPO2025」の2025日本万国博覧会誘致委員会のポスターというか大きなステッカーというかが貼られています。

東海道新幹線のデッキに貼られた「EXPO2025」のポスター
・東海道新幹線のデッキに貼られた「EXPO2025」のポスター

「20年ぶりの日本開催へ」とあって、大阪万博は1970年だから55年ぶりだろうなんて思ったけれど、よくよく考えてみると、1970年 日本国際博覧会(大阪)、 1975年 沖縄国際海洋博覧会(沖縄)、1985年 国際科学技術博覧会(筑波研究学園都市)、1990年 国際花と緑の博覧会(大阪)、 2005年 日本国際博覧会 (愛・地球博、愛知)と日本で万博は5回開催されているんです。
最後の愛・地球博から20年ぶりということです。

僕にとって万博といえば1970年の大阪万博 EXPO'70です。

特に今でも印象に残っているのは、万博のランドマークとなった太陽の塔やアメリカ館のアポロ8号の煤の付いた司令船です。
それとインド館で食べたカレー ^^;

先日、太陽の塔をリニューアルし一般公開したのにともないNHKで特集番組をやっていました。
大阪万博は「人類の進歩と調和」がテーマでしたが、太陽の塔の作者、岡本太郎は非人間的な進歩に反発して、肉体を持った縄文文化への思いをあの奇っ怪な塔に込めたところが面白かった。

小学生だった僕は、漠然と明るい未来を万博に見たのだけれど、岡本太郎はその後の日本を直感的に見通していたのかもしれません。

それにしても、万博のテーマのアンチテーゼをシンボルに据えることを認めるなんて、当時の政府はおおらかというか深いというか...

EXPO2025の誘致はこれからだけど、どんなテーマになるのだろう?

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2018.03.14

地元に居ながら駿府城についてほとんど知らなかった ^^;

駿府城の天守台が江戸城をしのぎ日本一という静岡市の発表を少し前の中日新聞が報じていました。

子どもの頃から当たり前の存在の駿府公園(今だに駿府城公園という名称には馴染めません ^^;)にあった駿府城について、僕はほとんど知識がなかったと気がつきました。

天守閣の位置さえも知らなかった...

駿府城公園の天守台の石垣
・ 駿府城公園の天守台の石垣

駿府城公園の天守台の石垣

現在の駿府城跡 ※ 見て 歩いて なるほど! 「駿府城」まるわかり/静岡市 から画像引用
・ 現在の駿府城跡 ※ 見て 歩いて なるほど! 「駿府城」まるわかり/静岡市 から画像引用

そこで、手始めに駿府城天守台の発掘現場で売っている冊子「見て 歩いて なるほど! 「駿府城」まるわかり」(500円)を買って、駿府城のことを知ろうと思っています。

冊子 見て 歩いて なるほど! 「駿府城」まるわかり/静岡市
・ 冊子 見て 歩いて なるほど! 「駿府城」まるわかり/静岡市

引用文駿府城、日本一の天守台 静岡市発掘調査
◆1607年完成「大御所の城 権威」
徳川家康が築城した駿府城(静岡市葵区)の天守台が、江戸城をしのぐ日本一の大きさだったとの調査結果を22日、同市が発表した。市が2016年8月から進めていた発掘調査で判明した。市歴史文化課によると、天守を築く土台である天守台の大きさは西側が約68メートル、北側が約61メートル。江戸城は一辺が約45メートルと約41メートルで、発掘現場を視察した滋賀県立大の中井均教授(日本城郭史)は「日本一の天守台とみてほぼ間違いない」としている。
2018/02/23/中日新聞

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2018.03.07

今日は安部公房の誕生日だそうです

ネットを見ていて今日3月7日が安部公房の誕生と知りました。

それで思い出したのが1970年に出版されたエッセイ集「砂漠の思想」です。
実にその後に起こることを言い当てています。

公房が今、生きていたら、何を語るのだろう?

砂漠の思想/安部公房
・ 砂漠の思想/安部公房

関連エントリー:砂漠の思想/安部公房 2004.11.15

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2018.02.26

「2018 清水エスパルス オフィシャルイヤーブック」が届きました

昨日、開幕した清水エスパルス。初戦は鹿島アントラーズ相手にスコアレス・ドローでした。

後半は鹿島にずいぶん攻め込まれ、コーナーキックも多く与えてしまったけれど、失点0で勝点1を確保できました。
昨シーズン極めて脆かったディフェンスはまずまずの出来です。

その清水の今シーズンのオフィシャルイヤーブックが届きました。

今シーズンも8番は空席なんですね。昨シーズンのように補強用に空けてあるのだろうか?

SHIMIZU S-PULSE OFFICIAL YEAR BOOK SEASON 2018
・ SHIMIZU S-PULSE OFFICIAL YEAR BOOK SEASON 2018

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2017.11.30

バースデイ・ガール/村上春樹

新作かと思って読み始めたら、どこかかなり前の村上春樹の雰囲気がする物語だと感じました。
あとがきを読むと、15年ほど前にバースディ・ストーリーを集めて翻訳した本に、村上が書き下ろした短編だそうで、それで納得しました。読んでいませんでした。

「バースデイ・ガール」は、彼女が二十歳の誕生日に経験した不思議な出来事とその後についての物語です。

村上作品らしく物語には結論がありません。

ただ、

人間というのは、何を望んだところで、どこまでいったところで、自分以外にはなれないねっていうこと。ただそれだけ
という彼女の言葉が何を意味するのか、考えるより感じることかも。

そして、

あなたはきっともう願ってしまったのよ
と、主人公の「僕」に向けられる彼女の言葉は、読んでいる僕にも向けられた言葉です。

村上の短編を久し振りに読んで、はっとさせられました。

本バースデイ・ガール
村上春樹 (Murakami Haruki) イラストレーション:カット・メンシック(Kat Manschik)/新潮社/2017

書籍の紹介一覧 B0150

・ MediaMarker

バースデイ・ガール
村上 春樹
新潮社 ( 2017-11-30 )
ISBN: 9784103534358

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2017.11.23

小澤征爾さんと、音楽について話をする/村上春樹 小澤征爾

発売当初に購入したもののずいぶん長い間積んでおいて、ようやく読み終えました。
なんでもっと早く読まなかったんだと思うほど面白かった。

「小澤征爾さんと、音楽について話をする」は、2010年冬から'11年夏にかけて療養中の小沢征爾に対する6回にわたる村上春樹のロングインタビューをまとめたものです。

小沢があとがきに「音楽好きの友人はたくさん居るけれど、春樹さんはまあ云ってみれば、正気の範囲をはるかに越えている。」と記すように、村上の豊富でマニアックな知識と感性で行うインタビューは、長期療養中の小沢を刺激したようで、実に興味深く面白く読めます。

インタビューというより小沢と村上の対話です。

バーンスタイン、カラヤン、ボストン、サイトウ・キネン..... 小澤が深く関わった指揮者、演奏家、オーケストラをとおして、小澤の音楽が語られます。

特に面白かったのはマーラーについての対談です。
マーラーの交響曲は、様々なものが一緒に出てくる脈絡のなさというか、難しく聴くのに骨が折れます。そんなわけで、僕は何枚かマーラーのCDやLPを持っていますが、ずいぶん久しく聴いていません。

小澤は楽譜を深く深く読み込むそうです。そして、自らの思いよりも音楽を音楽として捉えているのだと。
そうかと思い、このところマーラーを聴くようになりました。

また、この本の中で語られた楽曲について3枚組のCDが出ていて、あわせて聴くととても興味深いです。

音楽について村上は他にも書いているし、彼の小説中にも描かれていますが、村上の文章は音楽を聴ききたくなります。

 「小澤征爾さんと、音楽について話をする」と「『小澤征爾さんと、音楽について話をする』で聴いたクラシック」
・ 「小澤征爾さんと、音楽について話をする」と「『小澤征爾さんと、音楽について話をする』で聴いたクラシック」

本小澤征爾さんと、音楽について話をする
村上春樹 (Murakami Haruki) 小澤征爾 (Ozawa Seiji)/新潮社/2011

書籍の紹介一覧 B0149

・ MediaMarker

小澤征爾さんと、音楽について話をする
小澤 征爾, 村上 春樹
新潮社 ( 2011-11-30 )
ISBN: 9784103534280

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2017.11.22

「家庭園芸 2018 春準備号」が届きました

サカタのタネから「家庭園芸 2018 春準備号」が届きました。
もう来春のタネの準備をする時期ですね。

それと春準備号には、来年のカレンダーが付属します。このカレンダーが結構楽しみだったりして ^^;

サカタのタネ「家庭園芸
・サカタのタネ「家庭園芸 2018 春準備号」と付属のカレンダー

・ 関連Blogはこちらへ。

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2017.11.21

実写映画「銀魂」第2弾の製作が決定したそうだ

「銀魂」のカブト狩りから紅桜篇あたりを実写化した映画の第1弾に続いて、第2弾の製作が決定したそうです。
今週の週刊少年ジャンプの「銀魂」でアナウンスされています。

週刊少年ジャンプ 2017年51号「銀魂」から画像引用
・ 週刊少年ジャンプ 2017年51号「銀魂」から画像引用

第1弾の製作が発表になった時、相当に個性的なキャラクターが満載の「銀魂」の実写化は、想像できませんでした。

でも、この夏に第1段を観たら、原作の毒気は少し抜かれているものの面白かった。

神楽のゲロイン(ヒロイン史上、唯一ゲロを吐くヒロイン)ぶりは映画にも描かれていたりして、原作の雰囲気は伝わってきました。

マダオやタマや月詠が登場しなかったのは残念だったけど ^^;
月詠といえば、第2段は吉原炎上編を実写化しないかな。

「銀魂」のマニアックな笑いと世界観好きです。

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