カテゴリー「書籍・雑誌」の225件の記事

2017.11.30

バースデイ・ガール/村上春樹

新作かと思って読み始めたら、どこかかなり前の村上春樹の雰囲気がする物語だと感じました。
あとがきを読むと、15年ほど前にバースディ・ストーリーを集めて翻訳した本に、村上が書き下ろした短編だそうで、それで納得しました。読んでいませんでした。

「バースデイ・ガール」は、彼女が二十歳の誕生日に経験した不思議な出来事とその後についての物語です。

村上作品らしく物語には結論がありません。

ただ、

人間というのは、何を望んだところで、どこまでいったところで、自分以外にはなれないねっていうこと。ただそれだけ
という彼女の言葉が何を意味するのか、考えるより感じることかも。

そして、

あなたはきっともう願ってしまったのよ
と、主人公の「僕」に向けられる彼女の言葉は、読んでいる僕にも向けられた言葉です。

村上の短編を久し振りに読んで、はっとさせられました。

本バースデイ・ガール
村上春樹 (Murakami Haruki) イラストレーション:カット・メンシック(Kat Manschik)/新潮社/2017

書籍の紹介一覧 B0150

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バースデイ・ガール
村上 春樹
新潮社 ( 2017-11-30 )
ISBN: 9784103534358

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2017.11.23

小澤征爾さんと、音楽について話をする/村上春樹 小澤征爾

発売当初に購入したもののずいぶん長い間積んでおいて、ようやく読み終えました。
なんでもっと早く読まなかったんだと思うほど面白かった。

「小澤征爾さんと、音楽について話をする」は、2010年冬から'11年夏にかけて療養中の小沢征爾に対する6回にわたる村上春樹のロングインタビューをまとめたものです。

小沢があとがきに「音楽好きの友人はたくさん居るけれど、春樹さんはまあ云ってみれば、正気の範囲をはるかに越えている。」と記すように、村上の豊富でマニアックな知識と感性で行うインタビューは、長期療養中の小沢を刺激したようで、実に興味深く面白く読めます。

インタビューというより小沢と村上の対話です。

バーンスタイン、カラヤン、ボストン、サイトウ・キネン..... 小澤が深く関わった指揮者、演奏家、オーケストラをとおして、小澤の音楽が語られます。

特に面白かったのはマーラーについての対談です。
マーラーの交響曲は、様々なものが一緒に出てくる脈絡のなさというか、難しく聴くのに骨が折れます。そんなわけで、僕は何枚かマーラーのCDやLPを持っていますが、ずいぶん久しく聴いていません。

小澤は楽譜を深く深く読み込むそうです。そして、自らの思いよりも音楽を音楽として捉えているのだと。
そうかと思い、このところマーラーを聴くようになりました。

また、この本の中で語られた楽曲について3枚組のCDが出ていて、あわせて聴くととても興味深いです。

音楽について村上は他にも書いているし、彼の小説中にも描かれていますが、村上の文章は音楽を聴ききたくなります。

 「小澤征爾さんと、音楽について話をする」と「『小澤征爾さんと、音楽について話をする』で聴いたクラシック」
・ 「小澤征爾さんと、音楽について話をする」と「『小澤征爾さんと、音楽について話をする』で聴いたクラシック」

本小澤征爾さんと、音楽について話をする
村上春樹 (Murakami Haruki) 小澤征爾 (Ozawa Seiji)/新潮社/2011

書籍の紹介一覧 B0149

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小澤征爾さんと、音楽について話をする
小澤 征爾, 村上 春樹
新潮社 ( 2011-11-30 )
ISBN: 9784103534280

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2017.11.22

「家庭園芸 2018 春準備号」が届きました

サカタのタネから「家庭園芸 2018 春準備号」が届きました。
もう来春のタネの準備をする時期ですね。

それと春準備号には、来年のカレンダーが付属します。このカレンダーが結構楽しみだったりして ^^;

サカタのタネ「家庭園芸
・サカタのタネ「家庭園芸 2018 春準備号」と付属のカレンダー

・ 関連Blogはこちらへ。

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2017.11.21

実写映画「銀魂」第2弾の製作が決定したそうだ

「銀魂」のカブト狩りから紅桜篇あたりを実写化した映画の第1弾に続いて、第2弾の製作が決定したそうです。
今週の週刊少年ジャンプの「銀魂」でアナウンスされています。

週刊少年ジャンプ 2017年51号「銀魂」から画像引用
・ 週刊少年ジャンプ 2017年51号「銀魂」から画像引用

第1弾の製作が発表になった時、相当に個性的なキャラクターが満載の「銀魂」の実写化は、想像できませんでした。

でも、この夏に第1段を観たら、原作の毒気は少し抜かれているものの面白かった。

神楽のゲロイン(ヒロイン史上、唯一ゲロを吐くヒロイン)ぶりは映画にも描かれていたりして、原作の雰囲気は伝わってきました。

マダオやタマや月詠が登場しなかったのは残念だったけど ^^;
月詠といえば、第2段は吉原炎上編を実写化しないかな。

「銀魂」のマニアックな笑いと世界観好きです。

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2017.09.10

戸田書店城北店が10月9日に閉店

戸田書店城北店が10月9日に閉店するそうです。城北店の入口に閉店を知らせる張り紙がありました。

戸田書店城北店
・ 戸田書店城北店

閉店を知らせる張り紙
・ 閉店を知らせる張り紙

僕の住む小学校の学区には書店が消えて久しいけれど、生活圏内には戸田書店城北店の他、江崎書店千代田店や谷島屋流通通り店などがあります。

本はAmazonで購入することが多くなりましたが、それでも週に1回程度は近所の書店に顔を出します。
そのひとつの閉店に一抹の寂しさを感じます。

Amazonに代表されるインターネット通販が定着する中、個人書店がほとんど姿を消しチェーン店でも売上が厳しくなってきているのかな。

Amazonを頻繁に使う身として勝手な言い分であるけれど、目的もなく書店の書棚の本の背表紙を眺め目に付いた本を購入するのも楽しいものね。

今日は「週刊少年ジャンプ創刊50周年記念復刻版」を買いました。
これは、創刊50周年を記念して、「ジョジョの奇妙な冒険」と 「ONE PIECE」の連載が始まった1987年新年1・2号と1997年34号の復刻版です。
懐かしいです ^^;

週刊少年ジャンプ創刊50周年記念復刻版 1987年新年1・2号、1997年34号
・ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念復刻版 1987年新年1・2号、1997年34号

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2017.07.06

サラダ記念日/俵 万智

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
サラダ記念日/俵万智

7月6日はサラダ記念日ということで俵 万智の「サラダ記念日」を読み返しています。

言わずと知れた俵 万智の最初の歌集でベストセラーになりました。

短歌には縁のなかった僕でも、五七五七七 31文字に凝縮された新鮮な言葉による心に惹かれました。

また、朝日パソコン(廃刊)で俵さんがPCと奮闘する連載があって親しみを持って、その後の歌集やエッセイを折に触れて読んできました。

改めて読み返してみると、どこかふんわりしていて20代の心が表れています。その後の作品は、どんどん情念が滲み出て怖いなあと凄みを感じるものね ^^;

本サラダ記念日
俵 万智 (Tawara Machi) /河出書房新社(河出文庫)/1987

書籍の紹介一覧 B0148

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サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)
俵 万智
河出書房新社 ( 1989-10-01 )
ISBN: 9784309402499

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2017.06.02

新・敬語論/井上史雄

僕は、普段から敬語に対して心もとなく苦手意識がある中で、たまたまAmazonで目に付いたので読んでみました。

果たして面白かったです。

敬語の間違った使い方について、いろいろな場面でやり玉にあげられることがあります。
この本は、単に間違えを指摘するのではなく、なぜそのような使われ方がされるようになったのか、間違った使われ方が世間でどの程度受け入れられているのかなどが書かれていて、面白かったです。

「させていただく」という表現があります。
たとえば、「ただいまから、会議を開催させていただきます。」。僕はこの言い方は気になっていて、「開催します。」と丁寧語でいいんじゃないかと感じています。でも、実際は「させていただく」に違和感を持つ人は少なく、謙譲語の新たな形態として定着しつつあるそうです。

「よろしかったでしょうか?」という表現があります。
混んだ店に入って、入口で「相席でよろしかったでしょうか?」と聞かれるような場合です。
この表現には違和感を持つ人が多いようで、コンビニ敬語とかマニュアル敬語とか批判されます。
ただ、本によると「た」には過去形を表す以外の使われ方が、北海道や東北ではされるとのこと。
そういえば、僕も電車がホームに近づくと「来る」ではなく「電車が来た」と言うものね。

このようにこの本では、多くの敬語の間違った使われ方とその理由、現在どの程度受け入れられているかが解説されています。

敬語は、人間関係が複雑になる社会に出てから取得し使うようになるので、その使われ方は社会的な背景に影響を受け、変化をするものと筆者は分析します。
戦後、日本に民主主義が定着し縦の関係から横の関係に変化する中で、尊敬語、謙譲語が丁寧語化しているのではと。

なるほどなあと、思わされた一冊です。

本新・敬語論 - なぜ「乱れる」のか
井上史雄 (Inoue Fumio)/NHK出版新書/2017

書籍の紹介一覧 B0147

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2017.04.20

河は眠らない/開高 健・青柳陽一

僕は、開高 健の「河は眠らない」を30年ほど前にレーザディスク(LD)で観ました。

開高がアラスカ・キーナイ川でキングサーモンを釣るという60分程度のビデオです。

プログラムの中で、森と川、アラスカの大自然を背景に開高は釣りや酒、環境、人生...様々なことを語ります。たいていこのようなことを語られると、どこか胡散臭くて僕は逃げ出したくなりますが、何故かはわからないけれど開高は例外でストンと腑に落ちます。

ヘラクレイトスの「万物は流転する」とか、「熱力学第一法則」とか、西田幾多郎の「絶対矛盾的自己同一」とか、開高節で語られそれが嫌味ではないんだよね。

書籍版の「河は眠らない」は、青柳陽一のスチール写真と開高の語りの書き起こしで構成され、没後20年を記念して発行されました。

かくして
魚のいのちは終わった。
釣り人もやがては死ぬ。
しかし
河は眠らない。
河は眠らない/開高 健・青柳陽一

名言です。

人の心にとっての「ナース・ログ」は何か。

無駄を恐れてはいけないし
無駄を軽蔑してはいけない。
河は眠らない/開高 健・青柳陽一

こちらも名言です。

河は眠らない/開高 健・青柳陽一

本河は眠らない
開高 健 (Kaiko Takeshi) 写真 青柳陽一(Aoyagi Yoichi)/文藝春秋/2009

書籍の紹介一覧 B0146

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河は眠らない
開高 健
文藝春秋 ( 2009-02-25 )
ISBN: 9784163711300

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2017.02.22

「家庭園芸 2017春号」が届きました

サカタのタネから「家庭園芸 2017春号」が届きました。

もうすぐ3月、春播くタネを用意しなければならないのだけど、「家庭園芸」は苗ものが中心でタネのバラエティはあまり豊富じゃないんだ ^^;

家庭園芸 2017春号/サカタのタネ
・ 家庭園芸 2017春号/サカタのタネ

・ 関連Blogはこちらへ。

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2017.02.21

「清水エスパルス 2017 OFFICIAL YEAR BOOK」が届きました

今週土曜日に開幕を迎える清水エスパルスの「2017 OFFICIAL YEAR BOOK」が届きました。

表紙は今シーズンから10番を背負う白崎凌平選手。

2015シーズンの上半身、口の部分までの本田拓也選手、2016シーズンの後ろ姿の大前元紀選手を除けば、オフィシャル・イヤー・ブックの表紙に単独で、それも全身正面の姿が載るのは珍しいです。
それだけ今シーズン、白崎選手に寄せる期待が大きいということです。

残念なのは印刷が間に合わなかったのか、今月14日に加入の発表のあったディフェンダーのレアンドロ・フレイレ選手が掲載されていないことです。こちらの期待も相当に大きいです。

清水エスパルス 2017 OFFICIAL YEAR BOOK
・ 清水エスパルス 2017 OFFICIAL YEAR BOOK

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