手塚治虫AI「ぱいどん」 やっぱり違和感があるよ
「モーニング」2020 No.13に掲載された「ぱいどん」を読みました。
・ 「モーニング」2020 No.13 「ぱいどん」/「TEZUKASA2020」プロジェクトから画像引用
「ぱいどん」は「TEZUKA2020」プロジェクトが、過去の手塚治虫作品のストーリーと画像を大量にAIに認識させ、キャラクターとストーリーをAIに作成させるものです。ただ、最終的にストーリーを仕立てる作業は人間が行ったとのこと。
読んでみて、確かにキャラクターのデザインや動きは、手塚作品に似ていなくもないです。
ストーリーは、まだフェーズ1 前編なのでなんともいえません。これから手塚作品のもつ深みのある物語に展開していくのか興味があります。
解説の中でプロジェクトメンバーの栗原 聡さんが、「システムは安定したプロットを出したがるが、人間は矛盾したもののほうが面白いと感じられる。(中略)そこがまだ機械が真似られないところ」と言っています。
いずれはAIは、矛盾も取り込み表現できるようになるのだろうか?
AI美空ひばりや手塚治虫A!には賛否があります。
僕は、亡くなった人の作品をAIで復活させるのは技術的には意味のあることかもしれないけれど、作品としての魅力を感じません。
手塚作品に影響を受けた人が、その人の中で手塚治虫を再構築し作品を生み出すことの方が、価値のあることだと思います。
漫画も文学も音楽も、引き継ぎながら新しいものを生み出してきたものだだから。
それに「ぱいどん」にはヒョウタンツギがいまのところ出てこないし...
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