南海トラフのひずみは場所によってすいぶん差があるんですね
海上保安庁が発表した南海トラフ想定震源域のひずみ分布状況を見ると、トラフの場所によってひずみの蓄積度合いに結構差があります。
ひずみは、陸側のユーラシアプレートにフィリピン海プレートが沈み込み、ユーラシアプレートが引きずられ発生します。
それが四国沖と遠州灘沖辺りが5cm/年と大きくなっています。
この領域はふたつのプレートが他の領域に比べてしっかりとくっつきエネルギーをため込んでいるということだと思いますが、今後、このデータが東海・東南海地震の被害予測に活用されるかもしれません。
それと気になったのは、富士山の周辺から静岡県中部にかけての内陸部のひずみが大きいことです。
富士山周辺はふたつのプレートに加え北米プレートも重なる場所だから、それも関係するのかな?
・ 「南海トラフ想定震源域のひずみの分布状態が初めて明らかに (2016.05.24)/海上保安庁」から画像引用
参考:南海トラフ想定震源域のひずみの分布状態が初めて明らかに (2016.05.24)/海上保安庁 PDF:973KB
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