東大駒場キャンパスで新種のカメムシが発見されたそうだ
東京大学の駒場キャンパスで新種のカメムシが見つかったそうです。東大大学院総合文化研究科・教養学部のサイトに掲載されています。
この新種のカメムシは、カスミカメムシ科に属し、「エドクロツヤチビカスミカメ」と命名されました。サイトに掲載された写真を見ると、その名のとおりツヤのある黒色をしたカメムシです。
また、駒場キャンパスには今回の種を含めて115種のカメムシが確認されているとのこと。皇居で127種、明治神宮で87種と、大都会 東京の中心部にも多様なカメムシが生息しているんですね。
ところで、カスミカメムシは、以前、メクラカメムシと呼ばれていました。それが何時の間にかカスミに変わったなあと思っていました。
気になったので調べてみると、その理由が日本昆虫学会のサイトに載っていました。
メクラカメムシは単眼を欠いているためそう呼ばれていましたが、視覚が欠如したカメムシとの誤解を避けるため和名を改称したそうです。
参考:Miridaeの和名改称 「カスミカメ」に/日本昆虫学会
東京大学駒場キャンパス内で新種のカメムシを発見
3.発表概要:
東京大学大学院総合文化研究科の石川忠特任研究員、同研究科の伊藤元己教授、アメリカ自然史博物館の安永智秀特別研究員の研究グループは、東京大学駒場キャンパス内で、未知のカメムシ(写真)を発見した。
このカメムシはカスミカメムシ科の一種であり、アカメガシワ(注1)に訪花していたところを石川特任研究員により採集された。詳細な研究の結果、これまで知られていない新種であることが明らかとなり、駒場キャンパスで得られたことに因んで「Sejanus komabanus」という学名が付けられた。また、和名は「エドクロツヤチビカスミカメ」とされた。新種の発見に加え、石川特任研究員の調査によると東京大学駒場キャンパスでは100種以上のカメムシ類の生息が確認されている。このカメムシ類の多様性は、都心部では皇居に匹敵するほど高く、駒場キャンパスが良好な自然環境を保っていることを示している。
本研究により発見された新種のカメムシは、12月20日発行のオランダ昆虫学会誌Tijdschrift voor Entomologie の第156巻に掲載された。
(注1)アカメガシワ
二次林や空き地などに多い木本植物。アカメガシワの葉は、カシワの葉と同様に、食物をのせるために用いられる。名前は新葉が赤いことに由来している。
2013/12/26/東京大学大学院総合文化研究科・教養学部
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