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2012.02.21

島田市は震災がれきの受け入れを慎重に進めているね

島田市が東日本大震災で発生した岩手県山田町のがれきを受け入れ焼却するための試験をおこなっています。

震災で東北地方を中心に受けた大きな傷は一人一人ができ得る範囲でシェアしていかなければと僕は考えています。
昨年の12月17日のエントリーにも書いたけれど、がれきの受け入れもそのひとつだと思います。

関連エントリー:東日本大震災のがれきの受け入れ (2011.12.17)

問題を複雑にしているのは福島第一原子力発電所の事故によりまき散らされた放射性セシウムを中心とした放射性物質の問題です。
東日本大震災の被害範囲と放射性物質が飛散して影響を与えた範囲はそれぞれで考えるべきで、今回、島田市が受け入れを検討している岩手県山田町は震災の影響は大きく受けたけれど、原発事故の影響は静岡県と余り変わらないんじゃないかと感じています。

参考:放射線量等分布マップ拡大サイト/文部科学省

ただ、地震や津波の物理的な被害は素人目にもわかりやすいのですが、放射性物質は五感で感じることができず知識も乏しくわかり難いです。

そういったことから島田市は東京都に倣ってがれきの受け入れを慎重に進めているのだと思います。

静岡県のサイト、災害廃棄物の試験焼却における放射能測定結果によると、今回持ち込まれた岩手県山田町のがれきの放射性物質の状況の抜粋は次のとおりです。

・ 災害廃棄物の木材チップ2サンプルの放射性セシウム(セシウム134+137)濃度:15.2,15.8Bq/kg(測定日 2012.02.08)
・ コンテナに積み込んだ災害廃棄物の遮蔽線量率:0.000~0.001μS/時(測定日 2012.02.10,11)
・ 静岡貨物駅のバックグラウンドの空間線量率:0.06μS/時(測定日 2012.02.15)
・ 焼却灰等の放射性セシウム濃度測定結果:64Bq/kg(測定日 2012.02.17)

この公表された数字では、がれき(災害廃棄物)の遮蔽線量率よりも静岡貨物駅のバックグラウンド空間線量率の方が一桁高く、今回試験に使ったがれきはまったく問題はないようにみえます。

でも、安全と安心は別の次元の問題で、市民の安心を得るためには測定したデータの徹底した公表を継続することと丁寧な説明が必要なんだと思います。

引用文震災がれき、処理灰を公開=セシウム濃度は基準内―静岡県島田市
東日本大震災で発生したがれきの広域処理で、静岡県島田市は20日、市役所本庁舎などで試験焼却を終えた後に回収した焼却灰を公開した。灰の放射性物質(セシウム)の濃度は速報値で1キロ当たり64ベクレルと受け入れ基準(同500ベクレル以下)に適合しており、市の担当者は「安心している」と語った。詳細な分析結果が全て判明するのは3月下旬となる見通しで、その後同市は本格受け入れを検討する。
試験焼却では、岩手県山田町の災害廃棄物約10トンをコンテナ5台で運搬。焼却前にコンテナを開封したときのセシウム濃度は13~23ベクレルで、焼却した結果、濃度が高くなったものの、受け入れ基準は下回った。
市役所本庁舎を訪れた市民からは「大丈夫と確信した」(60代男性)、「放射能だけではなく、他の物質も調べてもらえなければ安心できない」(40代女性)などの声が聞かれた。
これに関連し、細野豪志環境相は同日、都内で記者団に「島田市のやり方は一つのモデルになる。(がれきの)受け入れに反対している方がご自身で安全性を確認し、判断してもらうことが重要だ」と述べ、同市の取り組みを評価した。
2012/02/20/時事通信

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