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2010.11.29

正しく知る地球温暖化/赤祖父俊一

地球温暖化の原因は、温室効果ガス、特に人間の化石燃料の使用により発生する二酸化炭素(CO2)にあるとされています。

アラスカ大学国際北極圏研究センターの所長を勤めた赤祖父俊一の「正しく知る地球温暖化」は、地球温暖化の主な原因をCO2とする気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の説に、真っ向から反論をしています。

大気中のCO2濃度の上昇は、1940年頃から急速に上昇し、それにともなって気温も上昇し温暖化が進んだとされていますが、気温の上昇はそれ以前、1800年代、19世紀から始まっている。
この気温上昇の主な原因は、小氷河期で比較的寒冷だった1400年〜1800年が終わったための自然変動だと赤祖父は説きます。

何故、小氷河期が始まり、そして終わり、現在、温暖化の傾向にあるのか、その理由として地軸の傾きや太陽活動の変化などいくつか考えられるけれど、実際のところ自然変動の研究は始まったばかりで、本当の理由はわからないと。

まだまだ、地球温暖化は研究レベルの話で、CO2を原因とし削減のための政策を各国が進める段階ではなく、化石燃料の枯渇や食糧需給の逼迫を見据えたエネルギー・食糧政策の方がCO2削減よりも優先順位が高いとも書かれています。

この主張は、以前、紹介したビョルン・ロンボルグの「地球と一緒に頭も冷やせ!」に書かれていたことに近いものを感じます。

地球の気温が上昇しているは確かなようだけど、その原因は何なんだろう?今の人類の歴史は10万年、もっと遡れるのかな。その中で、今より暑かった時期はなかったのだろうか?

まあ、温暖化や気候変動の情報に接する時に、IPCCの報告書とともに読んでおいて損のない一冊だと思います。

関連エントリー:「IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書 概要及びよくある質問と回答」は面白いよ (2008.01.13)


本正しく知る地球温暖化 - 誤った地球温暖化論に惑わされないために -
赤祖父俊一(Akasofu syunichi)/誠文堂新光社/2008


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コメント

情報ありがとうございます。

お名前の記載がなかったの「投稿者不詳」としました。

僕は、地球温暖化について、少しずつ読んではいますが、その原因はなんだかわからなくなってしまっているのが正直なところです。
少なくとも1000年くらいの間の同じ地点の同じ方法で測定した気温のデータがあればいいのですが、それは無理なことですし。

それと水蒸気を含めた温室効果ガスと気温のについて相関関係ではなく因果関係を示す実験結果を探しています。
もし、ご存知でしたら教えてください。

投稿: Kaze | 2010.11.30 20:13

ロンボルグが今年急に意見を180度(!!)変えて”温暖化対策はやっぱり絶対に必要”と言い出して話題騒然になったの知ってる?
赤祖父さんはIPCCレポート読んでないため、レポートにどうどうと書いてあることを”IPCCは○○を無視している”とか書いてしまったの知ってる?

例えばonkimoさんのサイト見るといいよ

投稿: 投稿者不詳 | 2010.11.29 21:17

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