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2010.09.01

イノシシ・シカ・サル これならできる獣害対策/井上雅央

三島市や裾野市で人に噛みついたり引っ掻いたりして悪さをしているニホンザルは、なかなか捕まらないようですね。

このサルはどこからきたのだろう。野生のサルなら群れから離れた若いオスザルだろうか?
朝日新聞には、野生のサルではなく人に飼われていたのではという専門家の推測が掲載されていました。

各報道の内容から僕は、このサルは窮地に追い込まれて捨て身でというより、積極的に人を襲っている印象を受けます。ある程度、人馴れして人を恐れないサルじゃないかと。
襲われた人は数日間で60人以上になるけれど、襲われたのは高齢者や女性や子供など力の弱い人が多いのかな?サルにも襲っても反撃をくらわないことがわかっているのかもね。

このサル騒動とは関係はないけれど、「人馴れ」で思い出したのが、井上雅央の「イノシシ・シカ・サル これならできる獣害対策」です。

最近、野生のイノシシやニホンジカ、ニホンザルなど野生の動物が、人里に出没し、農作物を食べてしまう被害が深刻になっています。

この原因は、人里に野生動物の餌が豊富にあること、そして比較的容易に手に入ることと井上氏は説きます。
確かに以前は動物の生息域と人里の間に里山があり人の手が入っていて、野生動物が人里に出て来るまで人目につきやすかったものね。
ところが今は、高齢化や過疎化によって里山を管理する人が少なくなり、人里まで動物が出て来やすくなっているのかもしれません。

また、農作物などに被害がでれば人は怒るけれど、それ以外のものを動物が食べていることには寛容であって、野生動物が人をあまり恐れなくなっているのかも。
昔はイノシシやニホンジカを食用にしていたものが、今はそれも少なくなっているのかな。食べられると思えば、動物は人を恐れるものね。

この本には、人里に野生動物の餌となるもの置かず、住処となる場所を作らない、そして人間を怖いと思わせる方法がとても平易に書かれています。

農作物の獣害を従来とは違った視点で見て、その対策を考え、できることから実行することが書かれた面白い本です。

本イノシシ・シカ・サル これならできる獣害対策
井上雅央(Inoue Masateru)/農山漁村文化協会/2008

書籍の紹介一覧 B0118

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これならできる獣害対策 - イノシシ・シカ・サル
井上 雅央
農山漁村文化協会 ( 2008-12 )
ISBN: 9784540081637
おすすめ度:アマゾンおすすめ度
※ 「おすすめ度」は、Amazon.co.jpのカスタマーレビューにおけるおすすめ度です。 

引用文暴れザル、けが55人に 専門家「過去に餌付けか」
三島市と裾野市で野生のサルが相次いで住民を襲っている問題で、日は新たに8人がかまれるなどの被害にあい、被害者の総数は5日間で計55人に達した。裾野市は同日、「野生猿危機管理対策本部」を設置。三島市とともに職員や警察、猟友会など計60人を超える態勢を組み、サルの行方を追ったが、捕獲はかなわなかった。
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なぜ、三島市や裾野市に出没しているサルは人を襲うのか。専門家からは、野生のサルではなく、人に飼われたり、餌付けされたりしたことがあり、人間との距離感が近いサルではないかとの声が出ている。
今回の騒動で特徴的なのは、住宅地に現れたサルが積極的に住民に近づき、引っかいたり、かみついたりしていることだ。
ニホンザルに詳しい中道正之・大阪大大学院人間科学研究科教授(比較行動学)は「一般的に普通のサルは、威嚇するようなことはあっても、人をかみにくるようなことは考えにくい」。独立行政法人・森林総合研究所の大井徹・鳥獣生態研究室長も「サルが直接人にかみつくのは非常に珍しい」としたうえで、「全くないわけではなく、過去に人に飼われていたり、餌付けされたりした経験がある可能性が高い」と指摘する。
室山泰之・兵庫県立大教授(野生動物マネジメント研究部門)によると、人に飼われていた場合、エサを持っている人がサルに威嚇されてエサを放すと、サルは威嚇してエサをとることを覚える。同じように、人をかんでいいことがあると、かむようになる。餌付けされたサルも人との距離感が野生のサルより近く、人を「自分より弱い」と思うようになった場合、かむことが考えられるという。
2010/08/27/朝日新聞

引用文サル 三島市で31日も出没
三島市や裾野市で人にかみついたとされるサルは依然捕獲されていない。31日は、三島市で新たに女性1人が足を引っかかれる被害にあい、これで裾野とあわせて、けが人は61人となった。三島市では、30日までの数日被害が出ていなかったことから態勢を縮小して警戒にあたっていたが、31日朝、三島市三恵台地区で女性が住宅内に侵入したサルに足を触られたという情報が寄せられた。この女性にけがはなかった。午後になり、けが人の情報も入った。また、付近でサルの目撃情報があったと市から連絡を受けた三島市立沢地小学校では、授業を終えた児童を迎えに来るよう保護者に呼びかけたうえ、児童たちを集団下校をさせた。三島市では、改めて警戒を呼びかけている。三島市では、被害の報告がなかったことから31日正午から引き下げた危機管理のレベルを、再び元のレベルに引き上げたという。
2010/08/31/静岡第一テレビ

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コメント

名無しさん、情報ありがとうございました。

投稿: Kaze | 2013.01.21 23:46

鹿対策に狼の導入を! http://japan-wolf.org/content/faq/ 懸念があったら参照

投稿: 名無し | 2013.01.20 22:18

智太郎さん、こんにちは。

悪さをしているニホンザルは、それを楽しんでいるような感じがします。
もともとは、人間と野生動物との距離が縮まり、また人が悪さをしない限り寛容でいるから、人を恐れなくなってしまったんだと思います。

動物と人は、一定の距離を持って付き合っていくことが大切なんじゃないかな。

投稿: Kaze | 2010.09.07 21:18

靜岡県東部地方の裾野・三島・沼津・長泉にサル:猿の騒動でニュースでも騒がれてますね?軽傷だがケガ人が70人を超えたとか?ま~ったく役人どもの連中ときたら、たるんでますね?もう6月に目撃され、「野生猿危機管理対策本部」を設置したとかで無駄な税金使ってます。この際、自分が行ってとっ捕まえたろか?と思いつつ、サルにかまれ被害にあった写真等々を貼ってみました。まだまだ残暑は続きますので体調を良くし:睡眠不足や風邪気味には外出注意にまめに水分を取って行きましょうね。(*^_^*)トラックバックをさせて戴きとう思っております。

投稿: 智太郎 | 2010.09.07 20:39

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» 役人どもはアテにはならぬ、サルくらい捕獲し英雄になるかな!? [脳挫傷による見えない障害と闘いながら・・・]
サルの騒動が現在では、靜岡県東部地方に出現し、69人も軽傷だが、被害にあっている。 [続きを読む]

受信: 2010.09.07 20:58

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