鳥インフルエンザH5N1 の新型インフルエンザへの変異の恐れは依然去っていないよね
WHOのサイトに2009年12月30日現在の鳥インフルエンザH5N1の患者数などが掲載されていました。
関連サイト:Avian influenza/WHO
2009年の状況が最終的にまとまったわけではないけれど、2009年の鳥インフルエンザH5N1の患者数は72人、うち32人の方が亡くなられていて、致死率は44%になっています。2003年~'09年までの累計では、患者数467人、死亡者282人、致死率60%です。
国別の累計の患者数は、インドネシアやベトナムが依然、多くなっていますが、2009年はエジプトの患者数が増加しています。ただ、エジプトの致死率は30%(2009年は10%)とインドネシアやベトナムに比べて低く、これがウイルス自体の病原性が弱いのか、適切な治療が行われているためなのか、他の理由があるのか興味があります。
外岡立人さんの「豚インフルエンザの真実」には、エジプトではH5N1ウイルスが病原性を弱めているのではとの考えもあってWHOが調査に入ったといった記述もあったけれど、調査結果はどうなったんだろう。
関連エントリー:豚インフルエンザの真実/外岡立人 (2009.09.03)
パンデミックH1N1 2009(新型インフルエンザ)の感染拡大が問題になっていますが、現時点での致死率は、鳥インフルエンザH5N1が桁違いに高いわけで、新型インフルエンザの発生の恐れは遠のいた訳ではないよね。
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