耳かきで村上春樹の「1973年のピンボール」を思い出した
耳かき。好きです。どうしてあんなに気持ちがいいのだろう。
でも、頻繁に耳かきで耳掃除をすると、外耳の表面を傷つけてよくないんだろうけど・・・
耳掃除は、本当にありふれた竹製の耳かきでしています。でも、耳かきって、単純な構造の割には、先端の形状とか、柄のしなり具合とかで、耳あかの取れやすさに相当な違いがあるんだよね。
今まで一番フィットしたのは、本来の耳かきではなくって、金属製の薬さじ
それは、実験などの試薬をmg単位で電子天秤を使って秤量するときに使う薬さじです。形状は耳かきと酷似していて、さじの部分が薄く、耳あかがよく取れました。
金属製なので外耳を傷つける危険性が大きく、耳掃除に使うなんて言語道断、真似をしないでください。くれぐれも。
そうそう、耳掃除で村上春樹の「1973年のピンボール」の記述を思い出しました。
それは、主人公が双子に両耳を綿棒で掃除をしてもらっていて、突然、両耳とも聞こえが極めて悪くなるシーンです。
主人公の耳の穴が他人より大きく曲っていて、奥に耳あかが押しやられたのが原因なんだけど、耳あかを取った女医との会話。
「耳の穴が他人より曲っていることで、何か他に与える影響はないんですか?」
「他に与える影響?」
「例えば・・・・・・、精神的に。」
「ない。」と彼女は言った。
1973年のピンボール/村上春樹 203-204ページ ※原文の「ない」にはルビの「、」が付されています。
物語の最後に出てくるシーンだけど、やけに印象に残っています。
関連エントリー:1973年のピンボール/村上春樹 (2004.12.07)
ブログネタ(終了): 耳の穴は、どうやってきれいにしてますか?
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