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2009.08.25

今朝の緊急地震速報(誤報)には、少しびっくりした

今朝、NHKのニュースを見ていたら警告のチャイムとともに緊急地震速報が流れました。ニュースを読み上げていた島津有理子アナウンサーの表情が硬くなり、緊急地震速報の内容を伝えました。(こういう時のNHKのアナウンサーは落ち着いていますね。)

緊急地震速報 NHKデジタル総合 2009.08.25 06:45撮影<br />
・ 緊急地震速報 NHKデジタル総合 2009.08.25 06:45撮影

千葉県東方沖が震源で、静岡県は強い揺れに警戒する地域には入っていなかったけれど、今月11日に駿河湾を震源とする地震で静岡市葵区で震度5強の揺れがあったばかりなので、身構えました。
でも、1分経ってもも2分経っても揺れません。千葉県東方沖が震源だったら、静岡でも揺れを感じるだろうと思っていたのですが、放送している東京のNHKのスタジオも揺れている様子はないし、各地の震度情報もいっこうに表示されません。

結局、緊急地震速報は誤報でした sweat01

その後、気象庁から誤報の原因について発表がありました。

資料:緊急地震速報(警報)の誤報について [PDF形式:56.5KB]

どうやら、千葉三芳(千葉県南房総市)の観測点から異常振幅値が送られ、地震の規模を過大に見積もってしまったようです。
そのあたりのことは、「緊急地震速報(警報)の誤報について」に詳しく記載されています。

今回の速報には、千葉三芳、銚子天王台、茨城八郷、大島の4ヶ所の観測点のデータが使われたようです。
緊急地震速報は、地震波を観測した観測点のデータを処理して予測するそうで、時間が進んで観測データが豊富になると予測が正確になるけれど、速報の価値は落ちるというジレンマを抱えています。

資料には、時系列の震源要素なども掲載されています。
最初に地震波を検知した時刻が06時37分12.8秒、15.3秒後にマグニチュード3.6と推定し、15.9秒後に2.1、20.7秒後に5.7、21.0秒後に6.6、30.3秒後に6.6、41.7秒後に5.8・・・と推定し、各地の震度予測をしています。
一般向けの地震速報は、21.0秒後(06時37分33.8秒)の震源要素などにより出したようです。

実際の地震(速報値)は、発生時刻:06時37分 震央:千葉県東方沖(北緯35.4 東経141.2 深さ20km) マグニチュード:4.1 最大震度:0としているから、途中で千葉三芳の異常データが飛び込んで、その数値が速報に反映されちゃったんだろうね。

異常データが出るというのはどうしても避けられないことなのかもしれません。ただ、1秒を争う速報の性格上、短時間で異常データーか否かを判断するのは難しいのだろうなぁ。

引用文緊急地震速報(警報)の誤報について
| 本文
本日(8月25日)06時37分頃、千葉県、茨城県、東京都23区、神奈川県東部、埼玉県南部に誤った緊急地震速報(警報)を発表しました。
今回の誤報で、国民の皆様に大変ご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
今回の誤報の原因は、千葉県南房総市にある「千葉三芳」の観測点から異常な振幅値のデータが送られていたことにより、地震の規模を過大に見積もったためです。
異常な振幅値が送られた原因については、現在気象庁職員を現地に派遣するなど調査を行っております。
なお、現在「千葉三芳」観測点については、緊急地震速報の観測点としての運用を停止しています。
誤報の原因について詳細がわかり次第、お知らせいたします。
<参考>
緊急地震速報(警報)は、震度5弱以上が予測される場合に発表されるものです。
図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照下さい。
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| 資料全文
* 緊急地震速報(警報)の誤報について[PDF形式:56.5KB]
2009/08/25/気象庁

引用文緊急地震速報、誤報で陳謝 関東地方、地下鉄など一時ストップ
25日午前6時半すぎ、関東地方で最大震度5弱の強い揺れが予測されるとして「緊急地震速報」が出た。この速報で都営地下鉄などが一時運転をストップするなど一部影響が出た。同時刻に千葉県東方沖を震源とする無感地震があり、気象庁はこれを過大に検知した誤報とみて、異常データを送った南房総市の観測点に職員を派遣し原因を調査する。
速報が地震の大きな揺れに間に合わないなどのケースはこれまでもあったが、体で感じる揺れが実際は起きなかったという誤報は今回が初めて。同庁地震火山部は「国民の皆様に大変ご迷惑をおかけした」と陳謝している。
緊急地震速報は午前6時37分ごろ、千葉県北東部と茨城県南部で震度5弱から震度4の揺れが予測されるとして、両県と東京23区、神奈川県、埼玉県に出した。鉄道やバスなどの交通機関のほか、携帯電話のメールやテレビなどを通じて一般の個人にも伝えられたが、実際には体で感じる揺れは観測されなかった。
2009/08/25/日本経済新聞

追記 2009.08.26

昨朝の緊急地震速報の誤報は、速報処理に関わるソフトウエアの不具合だったようです。

参考:緊急地震速報(警報)の誤報について(第2報)(2009.08.25)/気象庁 PDF 102KB

引用文緊急地震速報(警報)の誤報について(第2報)
本日(8月25 日)06 時37 分頃、誤った緊急地震速報(警報)を発表した原因についてお知らせします。
今回の誤報の原因は、千葉県南房総市にある「千葉三芳」の地震観測点から異常な振幅値のデータが送られてきたことにより、地震の規模を過大に見積もったためです。異常なデータが送られた原因は、昨日(8月24 日)実施したソフトウェア改修に不具合があったためと判明しました。
「千葉三芳」の地震観測点は震度計の機能も有しています。昨日は、この震度計機能についてのソフトウェア改修を業者により実施しました。この際、改修対象とはなっていない緊急地震速報処理についても業者により作業が行われ、その作業の結果ソフトウェアに不具合が生じ、振幅を過大に送るようになっていたものです。
-----
なお、現在「千葉三芳」観測点については、正しいソフトウェアに復旧させ、運用を再開しております。
<参考>
緊急地震速報(警報)は、震度5弱以上が予測される場合に発表されるものです。
2009/08/25/気象庁

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コメント

京さん、コメントありがとうございます。

今日、この誤報の関係で関係した気象庁の幹部に文書による厳重注意の処分があったそうです。
まあ、けじめと言えばそうかもしれません。

ただ、何せ人知を遥かに超えた自然相手の取組みです。多くのエラーを修正しながらよりよいものしていくためにも、誤報は誤報としてチャレンジを続けて欲しいと僕は思っています。

--- 引用 ---
緊急地震速報の誤報で幹部処分 気象庁
8月25日、関東地方の無感地震に「予想震度5弱程度」とする緊急地震速報の誤報が出た問題で気象庁は11日、伊藤秀美地震火山部長と地震火山部管理課の宇平幸一課長の2人を文書による厳重注意、無断で地震計を改修し誤報の原因をつくった明星電気(群馬県伊勢崎市)を指名停止1カ月の処分とした。
2009/09/11/共同通信

投稿: Kaze | 2009.09.11 20:50

私はこの誤報は、大変意味のあるものだったと思います。
システムはあるが、実際に使うタイミングが本番では、大変心もとないわけです。
しっかり作動して、緊急速報が携帯電話・TV局・鉄道・他交通に的確に流れるのだろうか・・・
考えこの装置を導入した気象庁と国にしては、テストがしたかったんでは無いかな・・・とうがった見方もします。
時間はあまり迷惑をかけない時間帯・・・
すぐその後で防災訓練の日がありましたが、実際 この防災訓練の日に国民はほんの一部しか参加していませんから、実際の訓練には乏しい状況だと感じていたのかも知れません。

これは私の勝手な推理ですから、笑って済ませてください。
ただ あの誤報について、苦情が70件ほどしか行かなかったらしいですから、恨んでいる人よりも、来なくて良かった・・・このシステムは良いな~と考えた人の方が多かった証ではないでしょうか?
しっかりと機器のテストと、リアル防災訓練は成功したのかも知れません。

投稿: 京 | 2009.09.11 01:49

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