マイルス・デイビス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ/マイルス・デイビス
このアルバムの4曲目の「Bemsha Swing」は、セロニアス・モンクのピアノから入るのだけど、この後、マイルス・デイビスがどんなトランペットを吹くか、はらはらするというか、ドキドキするというか、とっても面白い曲です。
「マイルス・デイビス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ」の最大の聴きどころは、マイルスとモンクのそれぞれの音楽の世界が、どう折り合いをつけるのかてところなんだけど、折り合いがついたのか、つかないのか、スリリングな演奏です。
このすわりの悪い二人をグッと引き締めているのが、ミルト・ジャクソン、パーシー・ヒース、ケニー・クラークの当時のモダン・ジャズ・カルテットの三人。特にジャクソンのヴィブラフォンが、このアルバムを素敵なものにしています。
そして、3曲目の「ラウンド・ミッドナイト」だけが、ジョン・コルトレーン、レッド・ガーランド、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズで、1950年代後半のマイルス・クインテットのお馴染みのメンバーです。モンクが参加したアルバムに、モンクの曲を入れておきながら、モンクがピアノを弾いていないってのも面白いね。
このアルバム、マイルスのアルバム「バグズ・グルーブ」や「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」とあわせて聴いてみるといいかもね。
Miles Davis and the Modern Jazz Giants
Miles Davis(tp) Milt Jackson(vib)(1-2,4-5) Thelonious Monk(p)(1-2,4-5) Percy Heath(b)(1-2,4-5) Kenny Clark(ds)(1-2,4-5) John Coltrane(ts)(3) Red Garland(p)(3) Paul Chambers(b)(3) Philly Joe Jones(ds)(3)
Miles Davis/Prestige/1954(1-2,4-5),1956(3)
01. Man I Love [Take 2]
02. Swing Spring
03. 'Round Midnight
04. Bemsha Swing
05. Man I Love [Take 1]
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