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2008.08.09

2007年度のカロリーベースの食料自給率は40%

8月5日に農林水産省から平成19年度(2007年度)の食料需給表が発表になりました。
参照:食料需給表/農林水産省

それによると、カロリーベースの自給率は、前年度の39%から1ポイント増加して40%になりました。

日本の食糧自給率の推移

1ポイントの上昇は、自給率が100%の主食用の米(米全体の自給率は94%)の1人1年当たりの消費量が、61.0kgから61.4kgに0.4kg増加したことや、小麦、てんさん、ばれいしょ、みかんの収穫量が増加したことが、主な要因としてあげられています。

一方、生産額ベースの自給率は、68%から66%に2ポイント低下しています。
2ポイント低下は、野菜、米、牛肉や鶏卵の価格低下などを主な要因としてあげています。

値上がりを続ける食料などの価格がどの当たりに落ち着くかはわからないけれど、米の消費が少しでも伸びて、自給率が上がるといいですね。

米の消費量と価格の推移

関連エントリー
食料自給率39%について(2007.08.17)
食料自給率について考えた(2007.09.27)

引用文平成19年度食料需給表のポイント
1 食料自給率
○ 平成19年度の食料自給率は、カロリーベースは前年度から1ポイント増加し40%、生産額ベースは前年度から2ポイント低下し66%
-----
3 主な品目の食料自給率に対する影響
(1) カロリーベース
① 食料自給率上昇の要因となった主な品目
○ 小麦については、作付面積が減少(△4%)したものの、主産地である北海道や九州などで天候に恵まれたため(単収:+13%)、生産量が過去10年で最高の91万トンとなり、国産熱量が増加
○ 米については、前年度に比べて1人1年当たりの消費量が0.4kg増加(61.0kg→61.4kg)したことから、自給率の高い米の供給カロリー全体に占める割合が増加
○ 砂糖類については、天候に恵まれたため、てんさいの収穫量が増加するとともに、さとうきびの収穫面積、収穫量が増加したことにより、国内産糖の生産量が増加(+3.5%)
○ ばれいしょについては、春植えばれいしょが比較的天候に恵まれたため、作柄の悪かった前年に比べ生産量が増加(+9.2%)
○ みかんについては、裏年であった前年に比べ、表年となったことから、生産量が増加(+27%)
② 食料自給率の低下に寄与した主な要因
○ 油脂類のうち、魚油については、原料となる魚種の漁獲量の減少や需要の減少に伴い、国内生産量が減少(魚油生産量:△13%)
○ 牛乳乳製品については、夏場の猛暑の影響等から国内生産量が減少(△0.8%)する一方、チーズ等の輸入量が増加(+1.6%)
○ かんしょについては、主産地である鹿児島県における台風や高温・小雨の影響により、前年に比べ生産量が減少(△2.1%)
(2) 生産額ベース
① 食料自給率低下の要因となった主な品目
○ 野菜については、たまねぎ、にんじん、きゅうり、トマト、なすなどの果菜類を中心に国内生産量が増加したものの、需要の減少のため価格が低下し、国内生産額が減少
○ 米については、前年に比べて米価が下落し、国内生産額が減少
○ 畜産物のうち牛肉及び鶏卵については、国内生産量が増加したものの、供給増による価格の低下に加え、とうもろこし等の国際相場の上昇を受けて配合飼料価格が上昇したこと等から輸入飼料額が増加し、国内生産額が減少
(注)畜産物の国内生産額は、輸入飼料額を控除して算出
② 食料自給率の上昇に寄与した主な要因
○ いも類のうちかんしょについては、台風や高温少雨の影響により生産量が減少したものの国産価格が大幅に上昇し、国内生産額が増加
○ 果実のうち、みかんについては、生産量の増加が価格の低下を上回ったこと、りんごについては、品質が良好であったことにより価格が上昇したこと等により、国内生産額が増加
食料需給表 平成19年度/農林水産省

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