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2008.06.23

緊急地震速報と地上波デジタル放送

6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震の際、僕は揺れには気づかなかったものの、緊急地震速報は初めてリアルタイムで体験しました。
また、速報を地上波デジタル放送の番組上で見たので、地上波デジタルが地上波アナログに比べ、画像や音声が遅れることが気になり、ブログでそのことを書きました。
関連エントリー
岩手・宮城内陸地震の緊急地震速報 (2008.06.14)
地上波デジタルの映像の遅れを計ってみた (2008.06.15)

この地上波デジタル放送の遅れと緊急地震速報について、6月22日付けの毎日新聞が記事にしていました。
記事によれば、気象庁は8時43分51秒に地震を検知し、速報を各放送局に送ったのはその4秒後とのこと。緊急地震速報は、NHKの場合、地上波アナログ放送は8時43分56秒に、地上波デジタル放送は2秒遅れの58秒に流れたとしています。
震度6弱を記録した宮城県栗原市中心部で、実際に揺れ始めたのは43分56~57秒なんだそうです。つまり、栗原市中心部では、緊急地震速報は、アナログでは揺れとほぼ同時、デジタル放送では揺れの直後に流れたことになります。

栗原市中心部を市役所と仮定すると、震源から市役所までの水平距離は、Goole Map で大雑把(本当にアバウト!)に測ると約35km 、震源の深さが8kmだから、震源が浅い地震では、震源から半径40km程度の範囲では、アナログ、デジタル問わず緊急地震速報は同時か間に合わないてことかなあ?

まあ、速報性の改善の余地があるのかないのかはよくわからないけれど、自然を相手の技術の限界を承知の上で、上手に利用したいね。

引用文岩手・宮城地震:地デジ2秒遅れ 緊急速報間に合わず?
岩手・宮城内陸地震の発生時、震源に近い宮城県栗原市中心部で、アナログ放送なら強い揺れの直前かほぼ同時に伝わったはずのテレビによる緊急地震速報が、地上デジタル放送(地デジ)だと間に合わなかった可能性があることが分かった。システム上、地デジが約2秒遅れるのが原因。アナログ放送は11年終了し、地デジへ全面移行するため、速報を出す気象庁は「2秒の差は大きい」と思わぬデメリットに困惑している。
地震の検知は14日午前8時43分51秒で気象庁が各放送局へ速報データを送ったのは4秒後。データ受信とほぼ同時に警報音と字幕を放送する仕組みのNHKの場合、アナログ放送は同56秒に流れ、地デジは同58秒と2秒の時間差があった。
地デジは、映像と音声情報を圧縮し電波に乗せる。受像器(テレビ)内で復元処理に約2秒かかるため、地デジは地域に関係なくアナログより映像と音声が遅れる。速報も同じだ。
気象庁によると、震度6弱の栗原市中心部では、強く揺れ始めたのは43分56~67秒。計算上、アナログ視聴者は大きく揺れ出す直前か、ほぼ同時に速報に気づく可能性があるが、地デジ視聴者は間に合わない。
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気象庁の速報担当者は速報の限界を認めた上で「強い揺れが伝わる速さは1秒に4キロ。2秒遅れれば間に合わない範囲が広がる。アナログ廃止は残念」。
これに対し、地デジ移行を進める総務省放送技術課は「時間差はデジタル技術の宿命。速報はラジオや自治体の防災無線でも流している。他のメディアも活用してほしい」と苦しい説明。NHK広報部は「技術開発で時間差短縮も期待できる」としている。
2008/06/22/毎日新聞

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きょうの「生活ほっとモーニング」にて45分以上にわたって緊急地震速報の特集が流れ、「緊急地震速報の課題点」をまとめるコーナーがあり、速報の誤差などについても細かく論じていたのにもかかわらず、この件が全く含まれていなかった。 その理由をNHKに以下の内容で問い... [続きを読む]

受信: 2008.06.26 09:35

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