ずばり東京/開高 健
最近、テレビや映画、雑誌などで昭和、それも30年代が取り上げられることが多いように思います。
映画「always 続・三丁目の夕日」のテレビ・コマーシャルで、151系特急こだま号がチラッと映っていました。50歳を少し前にした僕は、こうした映像に弱いんだよね。
こんな懐かしさとは別に開高 健の「ずばり東京」を読みました。
「ずばり東京」は、東京オリンピックが始まる前の東京の多様な側面を切り取ったルポルタージュです。
兎に角、これでもかというくらい、つながりの無い場所を取材しています。
まさに「混沌」、当たり前のことだけど昭和30年代の東京が、現在として描かれています。
「ずばり東京」を読んでいると、僕が昭和30年代に感じている柔らかな懐かしさは何なんだろうと思います。
なんともやりきれない現在、でも、昭和30年代も同じじゃなかったか、いや、今のほうが少しはましじゃないかと思ったりします。
開高の身体性を持った知性が描き出した混沌とした東京です。
ずばり東京 - 開高健ルポルタージュ選集 -
開高 健/光文社(光文社文庫)/2007
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