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2007.10.04

ラスト・デイト/エリック・ドルフィー

聴き手の気持がしっかりとしていないと、しんどい音楽があります。僕にとってエリック・ドルフィーも、そのひとりです。
それは、ドルフィーの音楽に対する切ないほどの真摯な荒々しさなんだと思います。

「ラスト・デイト」は、1964年、ヨーロッパへの演奏旅行中にオランダで現地の素晴らしいミュージシャンと共演したライブ録音です。この旅行中、ドルフィーは急逝し、この作品は、その名のとおり彼の最後のアルバムとなりました。

「エピストロフィー」のドルフィーの孤独で力強いバスクラリネットで、アルバムは始まります。この演奏を聴くたびに、ドルフィーがセロニアス・モンクと共演したらどうなるんだろう、どこかに録音が残っていたら聴いてみたい、そんな気持に僕をさせます。

「ラスト・デイト」は、ドルフィーの
"When you hear music,after it's over,it's gone in the air.You can never capture it again"
という言葉で終わります。
この一瞬の緊張感が、僕をしんどくさせるんだろうな。

凄い作品です。

LP/CDLAST DATA
Eric Dolphy(fl,bcl,as) Misja Mengelberg(p) Jacques Schcls(b) Han Bennink(ds)
Eric Dolphy/fontana/1964

01. Epistrophy
02. South Street Exit
03. Madrig Speaks, the Panther Walks
04. Hypochristmutreefuzz
05. You Don't Know What Love Is
06. Miss Ann

・ LP・CDの紹介一覧 M0090

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Last Date
Eric Dolphy
Westwind ( 1991-07-01 )
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

※ 「おすすめ度」は、Amazon.co.jpのカスタマーレビューにおけるおすすめ度です。

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