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2006.08.31

アリを飼ってみた

日本動物薬品(株)が販売している「アリ伝説」というアリの飼育キットがあります。
土の代わりとなり、また、アリの餌となる栄養素を含んだ水色のゲル状の培土を使って、付属の奥行きのない水槽で飼育します。

8月上旬に玄関前でうろうろしていた4mm程度のクサオオアリと思われるアリを15頭ほど捕まえて、「アリ伝説」を使って飼育してみました。

最初の1~2日は、環境に慣れないのかうろうろしているだけでしたが、それ以降、巣穴らしきものを掘り始めました。
ただ、組織だって穴を掘っている感じではなく、1頭1頭が勝手気ままに掘っている感じです。役割分担するわけでもなく、1頭が穴を掘り、掘り取った欠片を地上に持ち出し、また掘るという繰り返しです。

・ アリ飼育キット「アリ伝説」
アリ伝説

結局、3週間ほど経って、僕がイメージする下に細長い巣穴は1つだけで、後は横に広がった穴です。

・ 穴を掘るアリ
穴を掘るアリ

それと、穴掘り作業を行っているのは、常時3~4頭(全体の1/3程度)で残りのアリはほぼ一箇所に集まりじっとしています。
最初は、捕まえた時に傷でも負って元気がないのかと思いましたが、3週間経っても生きているし、集まっている場所も変化しているので、じっとしているアリも正常なアリと思います。
このことに面白さを感じます。

・ 一箇所にかたまって何もしていないアリ
一箇所にかたまって何もしていないアリ
 薄い水色の粒状のものは、掘り出した培土の欠片の集まりです。

それで、無い知恵を絞ってその理由をいくつか考えてみました。

1. アリの活動時間のうち生理的に活動できるのは1/3程度の時間で、交代で穴を掘っている。(1頭1頭をマーキングしていないので交代しているか確認ができなくて残念です。)

2. 休んでいるように見える2/3のアリは、餌を運ぶ役割を担っている。ただ、土(培土)そのものが餌になっているし、女王アリも子育てをするアリも存在せず、餌を運ぶべき相手がいないので休んでいるように見える。

3. 2/3の休んでいるアリは、1/3の穴を掘っているアリに何かあった時の予備要員。

まあ、思いつくのはこんなところです。
もっとも、女王や子育てアリがいない、つまりフルセットでアリの世界が構成されていない、さらに極めて人工的な環境での飼育だから、この思いつきが一般のアリの生態にあてはまるとは思いませんが。

関連エントリー:アリの飼育 その後 (2006.10.29)

でも、このキット面白いです。アリを眺めているのも飽きないし、あれこれ思いをめぐらすのも楽しいです。

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コメント

掘ってるときのアリを見てると飽きないですよね。

投稿: toro | 2006.10.29 02:42

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