マイ・ソング/キース・ジャレット
僕にとってキース・ジャレットの音楽は、作品によって曲によって、さらに1曲の中のパートによって、気持ちの中に素直に入ってくるもの、こないものが割とはっきりと表れます。その傾向は、キースの心の動きがより表れるソロ・ピアノの演奏で顕著です。
そうした中で「マイ・ソング」は、アルバム1枚をまとめて、よく聴く作品です。
ヤン・ガルバレク、パレ・ダニエルソン、ヨン・クリステンセンの北欧出身のミュージシャンの落ち着いてしっとりとした演奏に、キースのピアノの音色がよく馴染んでいます。特にガルバレクの硬く端整で時として神経質なサキソフォンと、やはり端整で洗練されているけれどどこか土の香りのするキースのピアノの響きが、心にすんなりと入り込んでくる作品です。
MY SONG
Keith Jarrett(p) Yan Garbarek(ts,ss) Palle Danielsson(b) Jon Christensen(ds)
Keith Jarrett/ECM/1977
01. Questar
02. My Song
03. Tabarka
04. Country
05. Mandala
06. Journey Home
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